◎對北神商業戰
昭和11年10月?日 神戸二中
開始午後2時=終了4時20分 審判(球)筒井(壘)北神生、北神先輩
北神商業 000 000 000=0
神戸二中 630 000 10A=10
〔北 神〕 打得安犠盗三四残失
遊 松 下 501010022
二 濱 田 501000020
三 後 藤 300002110
左 崔 300000120
一 粂 井 301010111
捕 福 與 301000110
投 津 田 400000001
中 山 本 300001010
PH 上 野 100001000
右 大 下 200000100
右 本 多 100000010
計 33040245114
〔二 中〕 打得安犠盗三四残失
遊 池 田 210001312
三 高 原 522001000
捕 木 村 322010210
左 山 本 210001320
一 尾 崎 422000101
中 奥 田 512010020
右 田 中 200002110
右 角 田 100000100
右 枝 吉 000000000
二 井 上 300001231
投 藤 井 411001000
計 3110902713104
△二壘打=粂井、奥田、高原 △三壘打=尾崎
一回、北神、松下遊匍失、濱田遊飛、後藤左飛、崔三匍。
▲二中、池田ストレートの四球に出で高原の左翼左の二壘打で生還、その間に高原三進、木村四球直ちに盗壘、山本四球、尾崎遊匍、遊撃一壘へ高投して高原、木村生還、山本三進、尾崎二進、奥田中堅左へ二壘打を放ち山本、尾崎生還、奥田投手牽制で追出されたが、遊撃三壘へ高投して奥田生還、田中、井上、藤井共に三振。
二回、北神、粂井左翼後方二壘打を放ち福與四球、津田の三匍で粂井三封、福與二進、山本遊匍は津田を二封、福與三進、大下三匍。
▲二中、池田三邪飛、高原右前安打、木村四球で高原二進、捕手逸球で高原三進、木村二進、山本二匍で高原生還、木村三進、尾崎四球、投手一壘へ暴投して木村生還、尾崎二進、奥田三壘ベース寄りを抜く安打を放ち尾崎三進、奥田二盗、田中四球で滿壘、井上四球で尾崎生還、藤井遊飛。
三回、北神、松下中飛、濱田三遊間安打、後藤三振、崔四球で濱田二進、粂井三飛。
▲二中、池田四球、高原三振、木村三壘左に安打して池田二進、山本四球で滿壘、尾崎の二匍は池田を本封、奥田の遊匍は尾崎を二封して止む。
四回、北神、福與中前安打、津田二飛、山本三振、福與牽制球に倒る。
▲二中、田中三振、井上四球、藤井遊飛、池田四球で井上二進、高原三匍。
五回、北神、大下四球、松下右飛、濱田の中飛を落球したが、大下を二封、濱田二盗を失す。
▲二中、木村捕邪飛、山本三振、捕手落球で一壘に刺さる、尾崎遊匍。
六回、北神、後藤三振、崔右飛、粂井四球、福與三匍。
▲二中、奥田遊飛、角田(田中の代打)四球、二盗を失し、井上一邪飛。
七回、北神、津田遊飛、山本投直、大下投匍。
▲二中、(北神右翼に本多入る)藤井一壘横へ安打、池田三振、高原左飛、木村投手強襲の安打に藤井二進、山本四球で滿壘、尾崎打者のとき投手二壘へ高投して藤井還り木村は中−三−捕−三と三本間に挟殺さる。
八回、北神、松下三匍、一壘落球に生き濱田中飛落球は松下を二封、後藤四球、崔遊匍失で滿壘、粂井中飛、福與中飛。
▲二中、尾崎左中間三壘打、奥田遊匍は尾崎を本封、角田投飛落球は奥田を二封、井上投匍は角田を二封。
九回、北神、(二中右翼枝吉となる)津田遊匍、上野(山本の代打)三振、本多二壘失、松下三壘左に安打したが濱田一飛。
◎對姫路中學戰
昭和11年11月?日 濱ノ宮球場
姫路中學 7−3 神戸二中
〔姫 中〕 打得安犠盗三四残失
遊投 長 尾 311011340
左 藤 井 510002110
中 原 412001210
投遊 山 下 501000120
捕 鹽 見 411000110
二 岸 本 512000021
右 山本龍 411000120
一 山本謹 410002110
三 西 川 400100012
計 387811610153
〔二 中〕 打得安犠盗三四残失
捕 木 村 110010432
三遊 高 原 411001122
遊投 池 田 501000020
左三 山 本 500000023
一 尾 崎 401001120
中 奥 田 400000110
右 田 中 411000111
投左 藤 井 401001110
右 上 山 300001110
計 343501410158 △二壘打=藤井 △三壘打=長尾
◎對灘中學戰
昭和11年11月15日(日)灘中學
開始午前10時20分=終了11時50分 審判・好村(球)灘中生(壘)
灘中學 000 000 000=0
神戸二中 002 003 00A=5
〔灘 中〕 〔二 中〕
二 戸 田 31打34 遊 池 田
遊 篠 坂 5安10 三 高 原
投 若 林 2犠2 捕 木 村
一 瀬 川 1盗11 左 山 本
中 荒 川 1三3 一 尾 崎
捕 田 中 1四6 中 奥 田
左 岡 野 7残13 右 田 中
三 沼 田 二 角 田
右 三 好 投 藤 井
二 上 山
△二壘打=戸田
一回、灘中、戸田中堅右へ二壘打したが篠坂の左直に併殺、若林二匍。
▲二中、池田中前安打、高原投前バントで池田二進、木村遊匍失で池田三進、山本遊飛、尾崎四球で滿壘、奥田遊匍。
二回、灘中、瀬川四球、荒川遊匍で瀬川二封、田中三匍、三壘二壘へ高投して荒川三進、岡野の三直で荒川併殺。
▲二中、田中中前安打に出たのみ。
三回、灘中、沼田遊匍失に出づ。
▲二中、高原、木村、山本四球に出で尾崎の投前バントで高原、尾崎併殺、奥田一壘強襲安打で木村還り田中の二壘右の安打で山本還る。藤井右飛。
四回、灘中、荒川投手強襲、田中左前安打に出づ。
▲二中、池田二匍失、木村四球に出でしのみ。
五回、灘中、沼田遊匍失に出づ。
▲二中、田中、藤井一壘二壘の内野安打に出る。
六回、灘中無為。
▲二中、池田中前安打、池田二盗後高原バント池田三進、木村の三匍に本封、木村二盗捕手二壘へ高投して三進、山本四球重盗して木村還り、尾崎遊匍失に山本三進、奥田の左前テキサス安打で山本、尾崎還り奥田二盗を失す。
七回、二中、田中三遊間安打に出たのみ。
八回、二中、山本二壘ルークス上を轉々する安打を放ちしのみ。
九回、瀬川左前、荒川中前へ安打す。
◎對京一商戰
昭和11年11月22日(日)寺田球場
開始午後2時=終了3時50分 審判・内海(球)山田(壘)
京都一商 001 000 000=1
神戸二中 000 000 000=0
〔一 商〕 打得安犠盗三四失
投 吉 田 40100000
遊 吉 村 40000100
中 福 島 40000000
右 蒲 田 40001110
捕 望 月 30100100
左 清 水 40101100
一 羽 喰 40000100
二 山 本 40010010
三 田 村 11000000
計 321312520
〔二 中〕 打得安犠盗三四失
遊 池 田 40000001
三 高 原 30000112
捕 木 村 40000000
左 山 本 40100100
一 尾 崎 20000110
中 奥 田 10001120
投 藤 井 10000020
右 角 田 20000100
右 井 上 10000100
二 上 山 30000100
計 250100763
一回、一商、吉田左飛、吉村三振、福島中飛。
▲二中、池田二匍、高原三直、木村投匍。
二回、一商、蒲田四球、望月の遊匍で併殺、清水三遊間安打、羽喰三振。
▲二中、山本遊匍、尾崎四球二盗を失し、奥田四球、藤井四球で一、二壘、角田右飛。
三回、一商、山本四球、田村投前バントは山本を二封、吉田投匍で田村二進、吉村三匍は強襲で三壘之を横にはじく、その間に田村還る。福島遊匍。
▲二中、上山三振、池田右直、高原四球二盗を失す。
四回、一商、蒲田三匍、望月一邪飛、清水三振。
▲二中、木村三匍、山本三匍失に出でしも捕手一壘牽制に追出されて刺され、尾崎三振。
五回、一商、羽喰三遊間安打(代走清水)山本の投前バントに二進、田村の三匍は清水を三封、吉田三匍。
▲二中、奥田四球、二盗を失す、藤井一邪飛、角田三振。
六回、一商、吉村右翼後方の二壘打、福島の遊匍に三進、蒲田三振、望月三振。
▲二中、上山遊飛、池田投匍、高原三振。
七回、一商、清水二飛、羽喰左飛、山本遊匍。
▲二中、木村投手頭上を抜く安打で出で山本左飛後尾崎の二匍に二進、投手暴投に三進、奥田三振。
八回、一商、田村遊飛、吉田遊匍失、吉村一飛、福島左飛。
▲二中、藤井四球(代走木村)角田1−0のとき井上代打となり三振、上山中飛、池田遊匍は二壘に木村を封殺す。
九回、一商、蒲田三匍失に出で二盗、望月、清水、羽喰共に左飛。
▲二中、高原、木村共に投匍、山本三振で萬事休す。
此の日田中の缺場は下位打者に偉力を失ひ八回の好機をも逸したるは口惜し。
☆其の後の戰跡☆
對縣 商 11月23日(月)明石公園球場 ○8−2
對市岡中學 11月29日(日)藤井寺球場 ●3−10
對日新商業 12月6日(日)藤井寺球場 ○13−10
☆昭和11年度野球部員☆(二年以上)
五年、加島 大、田淵義和
四年、高原希國、木村 治、藤井 豐、奥田 穣、尾崎次雄、上山壯三、矢啓司
三年、山本一郎、池田精一、芝山貞雄、角田清澄、熊谷彌之助、松村俊策、
百瀬克巳、大野信一
二年、井上利雄、立花照也、枝吉 完、田中隆男、宮村 研、中村善泰
25陽会(昭和12年卒)
田淵 義和 中堅
加島 大 二塁
葛野 弘 右翼 |