昭和35年(48陽会)1960年

NO2

[対県神戸高野球定期戦]
昭和35年5月    神戸市民球場
 県神戸 000 000 101=2
 県兵庫 000 000 000=0


〔評〕県神戸・島田投手はいきなり三者三振に討ち取る素晴らしい滑り出し。県兵庫打線につけいる隙を与えない。6回を終わって2安打を喫したのみ。奪三振は9と快調なペース。

 島田の好投に応えようと打線は盛んに攻め立てる。2回無死島田の左前打、山本中前安打、中畔二塁後へのテキサス安打して無死満塁の好機。しかし、田中凡退の後二者が三振、一気に県兵庫・国本投手を打ち崩すチャンスを逃がしてしまった。

 県神戸の逸機は続く。3回にも一死一、二塁を潰し歯痒いばかりの拙攻。6回にも走塁ミスで塁上に走者を置き去りにしたあとの7回やっとの思いでホームにランを印した。

 無死森本が代わったばかりの伊之坂投手から左前打、滝川のバントが三塁手の二塁悪送球を誘って一、二塁。二塁走者の森本が三盗に成功。米倉の左前適時打で0−0の均衡を破った。

 リードされた県兵庫は必死の反撃を試みる。7回、中村が中前安打して二盗、丹羽中飛に倒れたあと内野ゴロで三進、一打同点のチャンスをつかんだ。しかし、打者国本のとき中村は本盗を企てて失敗。

 9回県神戸が1点を加えダメを押した。無死松岡三塁内野安打、米倉の捕前バントが捕手の一塁悪投を呼んで一、三塁。スクイズ失敗、三振で二死となったが、屋島田が中前にタイムリーを放って加点した。県神戸は4年ぶりの勝利。

〈神戸新聞〉
【第42回全国野球選手権大会兵庫予選】
昭和35年7月26日(火)神戸市民球場
▽2回戦
 県兵庫 000 000 001=1
 市尼崎 000 002 00X=2


 (県兵庫) 打安点     (市尼崎) 打安点
 8長谷川等 410     8 山 田 300
 7 道 本 400     7 公 手 310
 5 桑 原 411     6 橋 本 421
 6 中 村 300     1 山 下 411
 1 国 本 300     2 比 護 310
 2 丹 羽 300     3 米 谷 200
 9 久 米 300     9 福 井 200
 1 伊之坂 000     4 高 田 300
 3長谷川一 300     5 山野井 311
 4 網 野 310
              
 犠盗振球残併打安点     犠盗振球残併打安点
 0061303031     2161502762

 ◇二塁打=橋本2、山下、長谷川等、桑原 ◇暴投=山下 ◇失策=兵庫1(久米) 
  市尼1(山野井)◇試合時間=2時間10分

〔評〕市尼は六回一死、公手が右前安打、野手がこれを後逸して一挙三進、つづく橋本の左越し二塁打で公手生還、山下も左中間を破る二塁打を放ち橋本をかえして二点を先行した。

 一方県兵庫は九回の土壇場で網野が三塁失で出たあと、桑原が左中間二塁打して一点を返し、なお二死二塁と迫ったが、つづく中村のライナーが右翼手福井の美技にはばまれて万事休した。県兵庫は七回無死で長谷川等が二塁打を放ちながら後続を断たれたのが痛かった。

(昭和35年度優秀選手)国本 修一、桑原 進

48陽会(昭和36年卒)
 国本 修一    投手
 桑原  進    遊撃
 長谷川一義    一塁
 長谷川 等    中堅
 丹羽精治郎    捕手
 網野 泰行    二塁
 伊之坂康伸    投手
 中村 公彦    左翼