第2章 守備

第4項  ラン・ダウン・プレー(挟撃プレー)

ラン・ダウン・プレーには、いくつかの大事な基本がある。
最も大切な事は、「走者が出発した元の塁へ、走者を追い戻す」事である。

(1)

走者が、塁間のハーフウエイにやってきた時、開始せよ。

(2)

球を前方の味方野手に与え、走者を追い戻させよ。

(3)

走者の前方の野手は強く走って追え、ただし腕をあげて球をほるぞという、
あざむきの恰好はとるな

(4)

走者にタッチする野手は、ベースの前に構え、ベースライン内側に位置せよ、
すると送球するに都合のよい角度が得られる。

(5)

走者が、タッチしようとする野手の3m手前に近づいた時、その野手は走者の方にスタートせよ。
これはこの形を見て球を送球してくれるサインともなる。

(6)

送球する野手は緩く胸の高さにトスせよ。

(7)

プレーが正しく行われたら、ただ1回の送球でどの走者も目的の塁で刺せる筈である。

(8)

球を所持してない野手は、走塁妨害にならぬ様、注意すべし。

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