第2章 守備

第2項 ポップフライ

(3)内野ポップフライ

  @ 内野ポップフライは、内野手全員の責任であり、一人の野手が確実に捕球すると
   宣言する迄は、全員が捕球するよう試みるべきである。
   但し捕球をする野手は大声で3、4回叫ぶ事だ。

  A 図に示すように、各野手は自分の守備範囲の責任を有するが、自分が「捕るぞ」
   と他に宣言した時は、範囲外の飛球も捕えねばならぬ。
   特に風の強い日には、余り早く意思表示をしてはならぬ。

  B 投手の援助 
   マウンド附近のポップフライで、数人の野手が寄り集まってきた時は、投手が判
   断して、最も確実だと思われる野手の名前を呼びあげ、彼に捕らせる。

  C 捕手はポップフライ捕球に対し、早くあきらめ過ぎては駄目である。

  D 一塁手及び三塁手直後の球に対しては、二塁手及び遊撃手に責任がある。