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(1) |
捕手はただ一人、反対に向いている野手である。全陣容の守りを注意せよ。 |
(2) |
打者の顔、身体、走者の顔、身体の表情を通じて、相手の心の動きを洞察する鋭さを持たねばならない。 |
(3) |
相手チーム打者の長所、短所を充分知るだけの研究と、頭脳の育成が必要である。 |
(4) |
捕手もまた内野手である。 |
(5) |
捕手は、投手の成功、失敗の鍵を握っているものと考えよ。 |
(6) |
捕手は、投手の長所、短所の性格をも知り、当日の調子をも知っておかねばならない。 |
(7) |
捕手は、投手の投じるボールの球を利用することを考えねばならない。
投手が、ストライクの球で打者を料理することは、未だ初歩である。
ボールの球を如何に利用し、ボールで相手を料理することが出来て初めて、一人前である。
投手に正確なコントロールが必要とされるのもこの所以である。 |
(8) |
打者の好きなポイントの近くに最も大きな弱点があることを知っておかねばならない。 |