神戸新聞 5月9日朝刊 掲載記事はこちら

平成19年5月8日(木)神戸高校グランドにて
試合開始 午後1時20分 試合終了 午後3時23分

神戸高校との野球の定期戦が5月8日、神戸高校グラウンドで行われた。兵庫は失策がらみで神戸に2点の先行を許したものの、3回森脇の2ランで同点、6回には相手の打撃妨害、押し出しの四球などで2点を勝ち越した。守っては、桝本が3点を与えたが、粘り強いピッチングで完投。定期戦の連敗を2でストップさせた。

森脇、2ランを含む4打点
連敗ストップへ桝本が粘投

神 戸

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1

1

 

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0

 

0

0

1

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兵 庫

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2

 

0

0

2

 

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X

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 定期戦観戦記
(42陽会 田中 博人氏 兵庫県大学野球連絡協議会代表、元甲南大学野球部監督 )

 

100年目を迎えた伝統と歴史のある兵庫・神戸の定期戦が晴天の下、改装なった神戸高校グラウンドで行われた。

投打に一日の長がある兵庫が5−3で勝ち、3連敗を免れた。
試合は神戸が2回、3回に敵失を足場に2点を取り先行したが、兵庫は3回森脇の2ランホームランで同点とし、6回には桝本の四球を足場に相手の打撃妨害、押し出しの四球などで2点を勝ち越した。8回には森脇の2塁打でだめ押しの追加点を上げ、試合を決定付けた。

兵庫は、投手の桝本が粘り強いピッチングで神戸を4安打に抑え完投した。
兵庫はこの勝利をきっかけに、尚一層基本を中心にチーム力をアップさせ、夏の大会を目指し、一戦必勝で頑張るよう期待します。


 定期戦観戦記
(47陽会、浜田直人氏 元デイリースポーツ社記者)

 

 白球は、一塁側応援席の歓声に押されるようにグングン伸びた。柵代わりの左翼ネットのはるか上を越える起死回生の同点2ラン。3回、殊勲打を放った森脇は「内角寄りのストレート。手ごたえはあったので入ると思った」と喜色満面だ。

 無理もない。森脇にとって、ホームランは公式、練習試合を通じて「高校生活では初めて」の記念弾なのだから…。「これで試合の流れは変わる」。ベンチで中井監督はほくそ笑んだ。

 その通り、兵庫は6回に一死満塁から、児島が神戸の捕手の打撃妨害を受ける幸運に恵まれ勝ち越し。「それまでの打席がさっぱり(3打席3三振)だったので、なんとか貢献できてよかった」とホッとした表情。さらに二死満塁から森脇が押し出しの四球で差を2点に広げる流れのよさ。

 それにしても、森脇の暴れぶりはどうだ。8回、4打点目の右中間への適時二塁打。完投の桝本は「先制されても、打線が逆転してくれると信じていた。制球が悪かったが、山下(捕手)がうまくリードしてくれた」とバックに感謝した。

 定期戦では3年ぶりの勝利。岡田主将は「今年は創立100周年。それに花を添えるためにもどうしても勝ちたかった」と白い歯をのぞかせ、3年目で初めて味わう定期戦での美酒に酔いしれているよう。

 「粘り勝ち。絶対負けられないという選手の気持ちがこの結果に結びついた」。中井監督は満足げ。敗れた神戸・辻監督は「昨秋の練習試合の時から比べ、兵庫さんは攻守にチーム力は上がっている」との感想をもらした。

    (写真をクリックすると拡大)
2008年 春の定期戦 今年こそ・・・ 始球式
1回表 よっしゃ! 3回裏 森脇2ラン 1点目
2点目 同点 4回裏 満塁 スクイズ 失敗か!
打撃妨害で3点目 追加点ならず! 押し出しで4点目
7回表 神戸高校応援 神戸高校は甲子園だ! 7回裏 桝本2塁打
フレーフレー兵庫 8回裏 森脇適時2塁打 5点目
山下意地のヒット 無念! 9回表 小林ホームラン
3年ぶりの勝利! 武陽ヶ丘の あさみどり・・・・
創立100周年記念の年の勝利 万歳!
 
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