2015年(平成27年)

新チーム概要

2年生部員 23名
1年生部員 12名
マネージャ− 3名
     合計 38名

 

新チーム陣容はこちら

秋の大会
2015年(平成27年) 兵庫県秋季高校野球大会
 

 

 

▽9月12日(土) 秋季県高校野球大会・1回戦 対 育英
                          (姫路市ウインク球場

平成27年度秋季県高校野球大会は9月12日に開幕。兵庫は同日、姫路市ウインク球場で1回戦を強豪育英と戦った。エース常城は育英打線を抑え切れず、打線も散発の3安打と振るわず完封負けを喫した。

    兵庫、悔しい1回戦敗退
    強豪育英に一矢も報えず

  
育 英 0 0 1 2 0 0 0 1 3 7
兵 庫 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

スコア(PDF)[武蔵健児 武陽野球倶楽部会長作成分]こちら

【育 英】
H 5 2 0
G 5 2 1
D 4 2 1
1 0 0 0
A 3 0 0
F 2 0 0
H 1 0 0
5 0 0 0
B 4 2 0
C 4 3 3
E 3 1 1
@ 2 0 0
H 7 1   1   1
            34   13   7
【兵 庫】
C 4 2 0
G 7 3 0 0
A 3 0 0
E 3 0 0
@ 3 0 0
1 0 0 0
B 3 1 0
D 2 0 0
H 1 0 0
5 0 0 0
H 2 0 0
F 1 0 0
H 8 2   0   0
            27   3   0
◇三塁打 梅本2

観戦記 【元デイリースポーツ記者 武陽野球倶楽部 47陽会 浜田 直人】 

 苦戦は予想された。なにしろ強豪相手の1回戦。終わってみれば完敗だった。「力の差が出ました」榮監督は厳しい現実にあっさりカブトを脱がざるを得なかった。

 エース常城が先取点を許したのは3回。無死で矢野を歩かせ、二死三塁から中塚に右前適時打された。4回には中前打、死球などの二死二、三塁で梅本に右中間三塁打を喫して2点を追加された。

 兵庫打線は育英先発の山本攻略に手を焼いた。1回、先頭平井が中前打で出塁しながら、続く井上のバントが1−6−3の併殺になる始末。4回、無死から出た平井の左前打も後続が凡退して生かせなかった。

 イライラ攻撃はそれだけではない。5回、一死から中前打の松原が二死後、二盗に失敗した。ホームが遠い兵庫ベンチ。伸びのある山本のストレートに6回以降はノーヒットに抑えられた。

 7回まで3失点で食い止めていた常城が追加点を許したのは8回。一死から3連打され1点。球威、制球力とも落ちた9回には一死から5連続長短打を浴び、3点を献上した。

 大量失点の常城を、しかし榮監督は「よく投げたと思いますよ」と責めなかった。そして「終盤に力の差がでました。力のあるチームにはどういう野球をしなければいけないか。今日はそれを学ばせていただきました。この経験を今後に生かしていくのが大事です」と締めくくった。

 失敗は成功のもと。敗戦から何かを得ようとする榮監督の積極的な姿勢が垣間見えた。

 岡本主将の話「残念です。力がなかったということでしょう。県大会で1勝できるようなチームになりたいです」

 常城投手の話「コントロールが悪かったです。大差で負けて悔しい」


 

▽8月29日(土) 敗者復活第3代表決定戦 対 兵庫商
                          (神港栄グラウンド)

平成27年度秋季県高校野球地区大会で、兵庫は8月29日、神戸地区敗者復活第3代表決定戦に臨み、神港栄グラウンドで兵庫商と対戦。逆転に次ぐ逆転の大接戦のなか、9回鮮やかに再度の逆転。県大会にコマを進めた。

    兵庫、土壇場で執念の逆転
    接戦を勝利し県大会へ出場

  
兵 庫 0 0 0 2 2 0 0 0 2 6
兵庫商 0 1 2 0 2 0 0 0 0 5

スコア(PDF)[武蔵健児 武陽野球倶楽部会長作成分]こちら

【兵 庫】
C 5 1 1
G 7 5 0 0
A 4 3 0
E 2 1 0
@ 4 1 0
B 3 0 0
D 5 1 2
H 4 2 1
F 3 1 1
H 8 2   0   0
            37   10   5
【兵庫商】
E 西 4 1 0
G 3 1 1
B 4 1 0
3 1 1 0
R 0 0 0
F 4 0 0
D 西 3 0 0
A 5 3 0
H 4 2 3
@ 1 0 0
1 2 0 0
C 4   2   0
            35   11   4
◇本塁打 長谷川
◇二塁打 岡本、宮辻、塩川、
唐仁原

観戦記 【元デイリースポーツ記者 武陽野球倶楽部 47陽会 浜田 直人】 

 何というしぶとさだろう。勝利への強い執念。土壇場で見せたナインの武陽魂はチームに鮮やかな逆転勝ちを呼び込んだ。「守りや進塁でミスがありましたが、勝たせていただきましたね」大接戦をものにした栄監督は白い歯をのぞかせた。

 立ち上がり、エース常城は制球難。3回まで5四球を与える不調だった。2回は二死満塁から押し出しの四球で先制点を許し、3回には四球の走者を置き、長谷川に左越えに2ランを打たれた。

 兵庫の反撃が始まったのは4回だ。二つの敵失に恵まれ、小舘の内野安打などの一死満塁から久家の二ゴロと平井の中前打で2点。5回には無死から岡本が右中間に二塁打。ここで先発今井を救援した松岡から高橋が四球。バントで送られたあと暴投などで2点を奪い逆転した。

 これで常城は本来のペースに戻ると思われたが、その裏、兵庫商の反撃に遭った。きっかけは、やはり一死からの四球。そのあと3安打で2点を取られ、1点をリードされた。

 感動的な場面がやってきたのは9回だった。無死から岡本が右前打。バントで送られ、常城の左前打、松原四球の一死満塁で、林が右前に起死回生の同点打。さらに小舘に死球で再度の逆転に成功した。

 その裏、常城は先頭打者に二塁打を許したが、あと3人を押さえた。170球の熱投だった。「ストライクが入らず苦しかったが、よく守ってくれ、よく追いついてくれた。仲間のお陰です」と素直にバックに感謝した。

勝利の陰で見逃せないのは5回、一塁手松原のプレー。無死から森田に右中間を破られ三塁まで進まれたが、一塁ベースを踏まなかったのを見逃さずアピール。一瞬にして三塁打をアウトに変えた。

「打者がベースを踏んだかどうか、いつも確認しています。アウトにしたのは初めて。やったと思いました」松原は日ごろの努力が実を結んで会心の笑みだ。このプレーがなかったらこの回、もっと痛手を受けていただけに会心の頭脳プレーだった。

岡本主将(3安打)の話「最後まで全員あきらめずに戦ったのがよかった。ホッとしている。県大会では一つでも多く勝ちたい」

林三塁手(9回同点打)の話「なんとかしてやろうと打席に入った。打った瞬間“やった”と思った。チームに貢献できてうれしい」


 

▽8月27日(木) 敗者復活3回戦 対 神戸第一
                          (神戸甲北グラウンド)

 平成27年度秋季県高校野球地区大会で、兵庫は8月27日、神戸地区敗者復活@の3回戦に臨み、神戸甲北高校グラウンドで神戸第一と対戦。1回、幸先よく1点を先行したあと、5,6回に1点ずつ追加。エース常城が要所を締めて完封し決勝戦に進んだ。

       兵庫、敗者復活決勝戦へ
       そつなく加点、常城完封

   

神戸第一

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

兵 庫

1

0

0

0

1

1

0

0

X

3

スコア(PDF)[武蔵健児 武陽野球倶楽部会長作成分]こちら

【神戸第一】
F 3 1 0
E 3 0 0
H 1 0 0
4 0 0 0
D 4 3 0
B 西 3 0 0
H 1 1 0
G 4 0 0
H 4 0 0
C 6 3 1 0
A 2 2 0
@ 2 1 0
            30   9   0
【兵 庫】
C 4 2 0
G 2 2 1
A 3 1 1
E 4 1 0
@ 4 0 0
B 4 1 1
D 3 1 0
H 3 1 0
F 3   0   0
            30   9   3
◇二塁打 平井、松原

観戦記 【元デイリースポーツ記者 武陽野球倶楽部 47陽会 浜田 直人】 

 なんというそつのなさだろう。打ったヒットはともに9本ずつ。しかし得点は兵庫の3に対し、神戸第一は0だった。兵庫は少ないチャンスを確実に生かし、神戸第一はチャンスを何度も逃して一人もホームを踏めなかった。

 兵庫初回の先制点は先頭平井の右中間二塁打がきっかけだった。続く井上バントできっちりと送った一死三塁で岡本の中前適時打が飛び出した。これで試合を兵庫のペースに持ち込むことができたから、価値ある先制点といえるだろう。

追加点をものにしたのは5回。無死から小舘が中前打で出塁し、盗塁と平井に二ゴロなどで二死三塁となったところで、井上が投手強襲安打を放って2点目を加えた。   

勢いづく兵庫はさらに6回、無死から小舘が左前打。左翼手がはじくのを見て、果敢に二塁を陥れた。この好判断は一死後、松原の右越え二塁打を誘う結果につながったからナイスランといえるだろう。これで3点差とした。

 マウンドの常城は走者を許しながらも、粘りのピッチングを披露した。5回まで毎回のようにピンチを迎えながらも肝心なところはピシャリと押さえた。バックも固い守りでエースを守り立てた。

 9回は連打で無死一、二塁のピンチ。常城はここでも後続をピシャリと抑えて完封勝ちを飾った。敗者復活戦で3連勝の兵庫。なんともたくましいイメージがふくらんできている。

 栄監督の話「打線がいい相手だけに打ち合いになったら勝てないと思っていた。常城がホームを踏ませない好ピッチングを見せてくれた」

 常城投手(完封)の話「立ち上がりがいつもよくないが、今日はうまく打たせて取れた。最終回、1点は取られてもいいという気持ちで投げた」

 岡本主将(1回先制打)の話「とにかく相手投手にくらいついていこうという気持ちさった。いい形で先取点がとれてよかった」

 井上選手(5回適時打)の話「なんとかヒットを打って走者を還したかった。2点目が取れてすごくうれしかった」

 松原選手(6回適時二塁打)の話「投手を楽にさせたかった。試合を決めるつもりで打席に入った。打ったのはカーブ。自分のスイングができた」


 

▽8月23日(金) 敗者復活2回戦 対 北須磨
                          (星陵グラウンド)

 平成27年度秋季県高校野球地区大会で、兵庫は8月23日、神戸地区Dブロックの敗者復活2回戦に臨み、星陵高校グラウンドで北須磨と対戦。1点を争う接戦の中、兵庫はエース常城の投打にわたる活躍で準決勝に進出した。

       兵庫、接戦で北須磨を破る
       エース常城が投打に大活躍
 

 
兵 庫 2 0 0 0 0 0 0 0 1 3
北須磨 0 0 0 0 2 0 0 0 0 2
スコア(PDF)[武蔵健児 武陽野球倶楽部会長作成分]こちら
【兵 庫】
C 4 1 0
G 7 3 0 0
A 2 0 0
E 3 1 0
@ 4 3 3
B 4 1 0
D 2 1 0
H 3 0 0
F 3 0 0
H 8 1   0   0
            29   7   3
【北須磨】
G 3 3 1
D 5 0 0
A 4 1 1
B 4 2 0
E 3 2 0
H 3 1 0
@ 4 1 0
F 3 0 0
7 1 0 0
C 2 0 0
4 1 0 0
H 1 1 0
R 0 0 0
            34   11   2
◇本塁打 菅、林
◇二塁打 羽藤

観戦記 【元デイリースポーツ記者 武陽野球倶楽部 47陽会 浜田 直人】 

 エース常城の独り舞台といっていいだろう。なにしろ、投げては北須磨を2点に抑え、打ってはチームすべての3打点をマークする大活躍だったのだから…。右投げ左打ち。その打力を買い、栄監督が5番に抜擢したのも、うなずける。

 初回、兵庫の先制点は二死からの攻撃だった。岡本が死球で歩いたあと、高橋が左前打。相手投手の一塁悪けん制球で二、三塁と局面が変わったところで常城が左前に先制2点打を飛ばした。

 マウンドでの常城はスイスイと投げられたわけではない。毎回、走者を出す苦しいピッチング。2回は無死から羽藤に左線二塁打。ここは続く米田の投ゴロで塁を飛び出した羽藤を刺し、桧垣の左前打などで二死二、三塁とされたピンチも上田を空振りの三振に仕留めた。

 4回には羽藤右前打、米田四球で無死一、二塁。常城はここでも後続をしっかりと押さえて点を与えなかった。

 2回からの兵庫の攻撃は鳴りを潜めた。5回松原の中前打などで迎えた一死二塁も後続が連続三振。北須磨に追いつかれたのはその直後だ。菅、林に左へオーバーフェンスされた。いずれも高めに浮いた甘い球。試合はあっという間に振り出しに戻った。

 そんな接戦に決着を付けたのは常城だった。9回無死から高橋が四球で出塁し、ボークで二進。ここで常城が左前に勝ち越し打を放った。3打点の打撃と11安打を許しながらも2点に抑えた粘投は褒められていいだろう。

 栄監督の話「常城はピンチをよくしのいでくれた。最後の打席での決勝タイムリーも、よく打ってくれた」

 常城投手の話「バックを信じて気持ちで押す投球を心掛けた。最後の打席はここで打つしかないと思ってバットを振った」

 岡本主将の話「常城が最後まで粘りの投球をしてくれた。気持ちが前に出ていた。粘って勝ってよかった」


 

▽8月21日(金) 敗者復活1回戦 対 神戸商
                          (あじさいスタジアム

 平成27年度秋季県高校野球地区大会で、兵庫は8月21日、神戸地区の敗者復活戦に臨み、あじさいスタジアムで神戸商と対戦。打線が立ち上がりから好調で5回までに大量9点を奪う一方、先発常城の好投で7回コールド勝ちした。

       兵庫、攻守で神戸商を圧倒
       敗者復活戦でコールド勝ち
 

 
神戸商 0 1 0 0 0 0 0 1 7回コールドゲーム
兵 庫 1 3 0 3 2 0 X 9
スコア(PDF)[武蔵健児 武陽野球倶楽部会長作成分]こちら
【神戸商】
A 3 1 0
E 2 0 0
C 2 0 0
H 3 1 0
@ 3 3 1 1
F 3 1 0
D 2 0 0
B 2 0 0
1 0 0 0
H 1 0 0
G 2 0 0
            23   4   1
【兵    庫】
C 4 3 0
G 7 2 2 2
A 3 3 2
E 0 0 1
@ 9 4 2 2
B 3 0 0
H 3 1 0 0
D 3 1 0
H 1 0 0
5 0 0 0
H 3 0 0
F 2 0 0
8 0 0 0
            26   11   7
◇二塁打 平井、小田

観戦記 【元デイリースポーツ記者 武陽野球倶楽部 47陽会 浜田 直人】 

 エース常城の独り舞台といっていいだろう。なにしろ、投げては北須磨を2点に抑え、打ってはチームすべての3打点をマークする大活躍だったのだから…。右投げ左打ち。その打力を買い、栄監督が5番に抜擢したのも、うなずける。

 初回、兵庫の先制点は二死からの攻撃だった。岡本が死球で歩いたあと、高橋が左前打。相手投手の一塁悪けん制球で二、三塁と局面が変わったところで常城が左前に先制2点打を飛ばした。

 マウンドでの常城はスイスイと投げられたわけではない。毎回、走者を出す苦しいピッチング。2回は無死から羽藤に左線二塁打。ここは続く米田の投ゴロで塁を飛び出した羽藤を刺し、桧垣の左前打などで二死二、三塁とされたピンチも上田を空振りの三振に仕留めた。

 4回には羽藤右前打、米田四球で無死一、二塁。常城はここでも後続をしっかりと押さえて点を与えなかった。

 2回からの兵庫の攻撃は鳴りを潜めた。5回松原の中前打などで迎えた一死二塁も後続が連続三振。北須磨に追いつかれたのはその直後だ。菅、林に左へオーバーフェンスされた。いずれも高めに浮いた甘い球。試合はあっという間に振り出しに戻った。

 そんな接戦に決着を付けたのは常城だった。9回無死から高橋が四球で出塁し、ボークで二進。ここで常城が左前に勝ち越し打を放った。3打点の打撃と11安打を許しながらも2点に抑えた粘投は褒められていいだろう。

 栄監督の話「常城はピンチをよくしのいでくれた。最後の打席での決勝タイムリーも、よく打ってくれた」

 常城投手の話「バックを信じて気持ちで押す投球を心掛けた。最後の打席はここで打つしかないと思ってバットを振った」

 岡本主将の話「常城が最後まで粘りの投球をしてくれた。気持ちが前に出ていた。粘って勝ってよかった」 


 

▽8月18日(火) 2回戦 対 神戸弘陵
                          (神戸弘陵グラウンド)

来春のセンバツにつながる平成27年度秋季県高校野球地区大会がスタート。神戸地区Aブロックの兵庫は8月18日、神戸弘陵グラウンドでの緒戦(2回戦)で神戸弘陵と対戦した。新エースの常城は1、2回、弘陵打線につかまり失点。中盤、終盤も追加点を与えた。打線は6回の1点のみで、相手投手攻略にてこずり、勝利をものにできなかった。

         兵庫、悔しい黒星スタート
         新エース常城奮投も5失点

 
弘 陵 1 1 0 0 2 0 0 0 1 5
兵 庫 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1
スコア(PDF)[武蔵健児 武陽野球倶楽部会長作成分]こちら
【神戸弘陵】
E 4 2 0
C 4 1 1
H 3   5 1 1
B 5 2 2
R 7 0 0 0
A 5 1 0
G 2 2 0
F 9 3 3 0
D 2 0 1
H 1 0 0
5 0 0 0
@ 2 1 0
1 1 0 0
            34   13   5
【兵    庫】
C 4 1 0
G 2 0 0
H 0 0 0
7 0 0 0
@ 4 0 0
D 3 0 0
@ 3 1 1
B 4 0 0
E 4 1 0
G 3 1 0
F 0 0 0
H 8 1 1 0
            28   5   1
▽三塁打 谷
▽二塁打 勇2、山口

観戦記 【元デイリースポーツ記者 武陽野球倶楽部 47陽会 浜田 直人】 

 地力の差といえば、それまでだ。なにしろ相手は県下でも有数の強豪校。苦戦はベンチも覚悟の上だった。兵庫としてはどこまで善戦できるか。それがこの試合の最大の焦点だった。

 案の定だった。神戸弘陵打線の鋭い振りに兵庫の新エース常城はつまずいた。初回、先頭谷にいきなり中越え三塁打を許し、野選もからんで先制点を献上。2回にも無死から勇の左越え二塁打などで2点目を与えた。

 この2失点だけなら、兵庫に反撃のチャンスがあったかもしれない。しかし5回、致命的な追加点を許した。神戸弘陵は無死から稲垣の二塁内野安打を足場に山口の左中間二塁打、野間の中前打などで2点を追加。4点差とした。

 神戸弘陵の先発稲垣はきわどいコースへの制球力がよかった。兵庫はそんな稲垣を打ちあぐみ5回まで無得点。

唯一意地を見せたのは6回だった。無死から代打山本が歩くと、平井の中前打で一、二塁。バントで送られた二死後、高橋死球の満塁から常城が押し出しの四球を選んで1点を返し、救援の岡田を引きずりだした。

サイドハンドの二番手岡田に兵庫は得点できずじまい。逆に9回、2安打で5点目を許して勝負を決められた。ただ、13安打を許しながらも、強打線に9回を淡々と投げ続けた常城の姿が、なにやらさわやかだった。

栄監督の話 「負けるにしてももうちょっと何とかしたかったが…。投手の常城はカウントを悪くして狙われた。チームとして力不足の一言だ」

常城投手の話 「絶対に負けない気持ちで投げたが…。立ち上がり、投球がちょっと高めにいった」

岡本主将の話 「立ち上がりの常城は制球力がよくなかった。今後は練習で、もっと活気を出して真剣にやっていきたい」


新チーム練習試合                           練習試合日程は こちら(8/7)
2015年新チーム練習試合結果
日付 対戦高校 点数 勝負 備考
7月25日 北須磨 0対6  
5対13  
7月28日 三木北 4対11  
4対4  
8月1日(土) 鳴尾 8対8  
14対7  
8月5日(水) 明石清水 0対4  
1対0  
8月7日(金) 飾磨 4対4  
5対0  
8月8日(土) 葺合 18対14  
8月9日(日) 神戸甲北 6対7  
8月10日(月) 宝塚西 1対6  
8月12日(水) 市姫路 3対11  
1対4  
8月14日(金) 加古川南 4対5  
7対0  
8月15日(土) 神港学園 0対7  
12対12  
8月18日(火) 神戸弘陵 1対5 秋季大会
8月21日(金) 県神戸商 1対0
8月23日(日) 北須磨 3対2
8月27日(木) 神戸第一 3対0
8月29日(土) 兵庫商業 6対5
9月6日(日) 加古川西 2対7  
0対1  
9月12日(土) 育英 0対7 県大会
9月13日(日) 葺合 8対5  
7対3  
9月19日(土) 星陵 7対1  
6対3  
9月21日(月) 西宮今津 8対10  
5対10  
9月22日(火) 松陽 7対3  
5対13  
伊川谷 2対18  
8対2  
9月26日(土) 伊川谷北 4対1  
13対4  
9月27日(日) 三木東 6対1  
5対3  
10月3日(土) 県神戸商業 21対8  
1T対4  
10月4日(日) 三木北 2対3  
6対5  
県伊丹 3対2  
1対8  
10月10日(土) 西宮北 3対0  
福崎 8対1  
舞子 7対7  
0対7  
10月11日(日) 神戸高専 8対3  
6対8  
10月12日(月) 兵庫工 5対9  
10月24日(土) A :須磨翔風 2対10 親善大会
B:神戸第一 0対10
10月25日(日) 8対0  
1対8  
11月1日(日) 神戸甲北 6対7  
神戸 13対10  
2対3  
11月3日(火) 明石西 13対10  
8対5  
30
5
28

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