2013年(平成25年)

2013年チーム概要
 

3年生部員 10名
2年生部員 18名
1年生部員 18名
マネージャ− 7名
     合計 53名

チーム陣容はこちら(2013/7現在)

夏の大会
第95回 全国高校野球選手権記念 兵庫大会

第95回 全国高校野球選手権記念 兵庫大会 メンバー表(6月21日 朝日新聞掲載)こちら
                                     (7月 3日 神戸新聞掲載)こちら
                        (7月 3日 神戸新聞掲載)兵庫大会歴代優勝校はこちら

相生学院が出場辞退になりましたので、1回戦は不戦勝で緒戦は7月17日(水)11:49 明石トーカロ球場で、神戸北との対戦になりました。
                                      8ブロックの結果はこちら

 

▽7月17日(水)2回戦 対 神戸北
                   (
明石トーカロ球場)

 第95回全国高校野球兵庫大会第9日の7月17日、1回戦不戦勝の兵庫は明石トーカロ球場での2回戦で神戸北と対戦。投手戦で迎えた6回、2点を先行されたものの、8、9回に1点ずつ返して同点。粘りをみせ善戦したが、延長10回3安打を集中され悔しいサヨナラ負けを喫した。
 

  土壇場の劇的同点も束の間
  兵庫、悔しいサヨナラ負け
                                       
写真はこちら

                           
兵 庫 0 0 0   0 0 0   0 1 1   0 2
神戸北 0 0 0   0 0 2   0 0 0   1X 3
                       
【兵    庫】          
C         3   1   0
H 4       1   0   1
E           4   2   0
H       4   0   0
G         4   0   0
F         4   1   1
A         4   1   0
D         2   0   0
H 5       2   1   0
B         3   0   0
@         2   0   0
1       2   1   0
            35   7   2
                     
【神 戸 北】          
C         2   2   0
H 6       2   1   0
E       3   1   0
H         5   3   2
@         5   2   1
F         4   1   0
A           2   0   0
B         3   0   0
3     西     0   0   0
D         3   0   0
G         3   0   0
            32   10   3
                     
▽二塁打 奥出
                     


観戦記
 【元デイリースポーツ記者 武陽野球倶楽部 47陽会 浜田 直人】

 なんとも悔しい幕切れだった。こんな筋書きをいったい誰が作ったのか。土壇場の9回に追いつき、「さあ、これから」と意気込んだ矢先の延長10回、兵庫は痛恨のサヨナラ負けを喫した。ベンチが茫然自失となったのも無理はなかったろう。

 ひとつのアクシデントが戦局に微妙な影響を与えたのは間違いない。兵庫は10回、7回から救援の中田亨が2安打を許し一死一、二塁のピンチを迎えた。

打者はエースで4番の野平。打席に入った主砲はファウルしたあと二度その場に倒れこんだ。右太もも後ろをつらせたからだ。二度目はさらに状態を悪化させたようで、治療を受けるため足を引きずりながらベンチに引き揚げる羽目となった。

試合中断は約5分間。その間、両軍ナインは審判の指示で、ベンチでの待機となった。果たして野平はプレーを続行できるのか。さまざまな思惑が交錯するなか、主砲は打席に戻ってきた。そして右中間へのサヨナラ打。明暗をくっきりと分けて試合の決着をつけた。

負傷選手に浴びた痛打。捕手で主将の元山は「試合中断で投手(中田亨)の投球リズムが狂ったこともありますが、相手(野平)の気迫がこちらを上回っていました」と唇をかんだ。中井監督も「最終的には根負けした感じ」と重要局面を分析した。

1回戦は相手の相生学院選手の不祥事で不戦勝。この試合は2回戦とはいえ、実質的には緒戦だ。先発したのは右ひじ痛を克服してカムバックした横野。公式戦での登板は昨年の秋季大会以来で、久々のマウンドだ。トルネード投法を駆使して5回まで無失点と好投したが、6回、無死から四球を与え、2安打で2点の先行を許した。「そこそこ投げられましたが、先に点を与えたのが悔やまれます」と反省した。

野平に押えられていた兵庫の終盤の反撃は見ごたえがあった。8回代打臼井の内野安打を足場に一死一、三塁とし、代打大垣の遊ゴロで1点。9回には二死三塁から尾下が起死回生の右前適時打を放って追いついた。

負けたとはいえ、粘りを見せての善戦。“武陽魂”の発揮に中井監督は笑顔がこぼれていた。「選手はよくやったと思いますよ。評判のいい投手をあそこまで苦しめたのですから…」。辛口監督から飛び出した久々の“ほめ言葉”だった。

 

定期戦
 

2013年5月9日(金) 神戸高校グラウンド
13:17〜15:09 

平成25年度、対神戸高校野球定期戦が5月9日、神戸高校第1グラウンドで行われた。兵庫は先発中田亨が不調で1回いきなり3失点。2回2点を返し反撃したものの、5、6回に追加点を許し、完敗を喫した。
 

兵庫、攻守に圧倒されて完敗
投手陣整備の緊急課題が浮上

兵 庫   0 2 0   0 0 0   0 0 0 2
神 戸   3 0 0   0 3 2   0 0 X 8
                     
  【兵  庫】        
E       4   2   0  
C       2   0   0  
4       0   0   0  
H     4   1   0  
G       3   0   0  
@     2   0   0  
1       1   1   0  
1       1   0   0  
A       3   1   0  
2       0   0   0  
H       1   0   0  
F       4   1   0  
B       1   0   0  
H     1   0   0  
3         0   0   0  
H       1   0   0  
D       3   0   1  
          31   6   1  
                       
  【神  戸】        
G       2   1   0  
8       1   0   0  
B       0   0   0  
H       1   1   1  
3   宇    1   1   0  
D       3   2   2  
H       5   4   1  
F     4   3   4  
A     西   4   0   0  
C       3   1   0  
E       3   0   0  
H       1   0   0  
4       0   0   0  
@       3   1   0  
H       1   0   0  
1       0   0   0  
          32   14   8  
                     
▽三塁打 矢ヶ部、下条
▽二塁打 中川、元山

                                                写真はこちら


定期戦観戦記
 【元デイリースポーツ記者 武陽野球倶楽部 47陽会 浜田 直人】 

 「情けないです」。中井監督は開口一番、無念の胸の内を吐き出した。2−8のスコアは予想外の結果だろう。神戸高打線の積極打法に失点を重ねる投手陣。攻めても2点をとるのがやっとで、なんとも後味の悪さが残る試合となった。

 五月晴れで汗ばむほどの陽気。スタンドには両校の生徒、ブラスバンドが陣取り、定期戦ならではの応援合戦が繰り広げられた。

そんな中での悔しい完敗。それにしても、エース中田亨の不調は深刻だ。3月の春季大会地区予選の弘陵戦では2回でなんと19失点。この日も6回投げて8失点と、さえないマウンドで「甘いコースにいってしまいました」と、悔しそうに唇をかんだ。

 現在2年生の中田亨が1年生でデビューした時、さっそうとしたピッチングを披露した。誰もが「将来が楽しみ」と思った。ところが、成長の跡が全く見られず、期待はずれのピッチングが続いている。

 このところ、公式戦で勝てない兵庫。チームを立て直すには、投手陣の整備が急務なのはいうまでもない。その意味では朗報もある。昨年の秋季大会で活躍しながら、ひじを痛めて戦列離脱している横野。そのカムバックが近づいている。

 中田亨と同じ2年生。元大リーガー、野茂ばりのトルネード投法で相手打線を戸惑わせた。「あの子が帰ってきてくれたら投手陣はずいぶん心強いですよ」と中井監督は本音を漏らした。

 その横野は背番号のないユニホームを着て、一般生徒とともにスタンドから声援を送っていた。「少しずつピッチング練習を始めています。6月になれば戦列に復帰できるのでは…」。カムバックのメドがついたせいか、表情は明るい。

 横野が復帰すれば、中田亨へのいい刺激剤にもなるだろう。「とにかくチームは横野待ちです」と、中井監督は締めくくった。

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2013年(平成25年)度 春季兵庫県地区大会・神戸地区 Dブロック
 

神戸(C・D)地区 Dブロックの結果はこちら

 
▽3月31日(日)2回戦 対神戸弘陵
      9:53〜11:16(神戸弘陵グラウンド)
 兵庫、緒戦で神戸弘陵に大敗
 次に生かそう!屈辱の教訓を

兵庫県春季高校野球地区大会がスタート。神戸地区Dブロックの兵庫は3月31日、神戸弘陵グラウンドで神戸弘陵と対戦した。投手陣がいきなり神戸弘陵の猛打の洗礼を受け、4回まで毎回の大量失点。0−22の屈辱的なスコアで5回コールド負けとなった。
                                       写真はこちら

兵   庫 0 0 0   0 0 0 (5回コールドゲーム)
神戸弘陵 8 11 2   1 X 22  
    【兵 庫】    
  D         3   0   0
  C         1   0   0
  H       2   0   0
  B         2   1   0
  G         2   1   0
  A         1   0   0
  2         1   0   0
  @       1   0   0
  1         1   0   0
  F         1   0   0
  7       1   1   0
  E           2   0   0
              18   3   0
                       
    【弘 陵】    
  G         2   2   3
  8         0   0   0
  F         3   2   3
  H 7       1   0   1
  C         3   2   2
  H 4       2   1   0
  R 4       0   0   0
  B           3   2   1
  H 3       1   0   0
  D         2   2   3
  H         3   1   0
  H 9       1   0   1
  @         2   2   3
  H         1   1   1
  1         0   0   0
  1         0   0   0
  A         3   2   3
  2         0   0   0
  E         3   2   0
  6         0   0   0
              30   19   21
                       
▽本塁打 後藤
▽三塁打 井上、泉、柴田
▽二塁打 戸田、森本、井上、杉浦
     

観戦記【元デイリースポーツ記者 武陽野球倶楽部 47陽会 浜田 直人】

 いったい誰がこんな結末を予想しただろうか。凍りつく兵庫ベンチ。中井監督は悪夢を見ているような表情で、次々と快音を残して飛ぶ白球の行方を追った。いきなり爆発した神戸弘陵打線。「フリーバッティングでも、こんなに打てないだろうに…」。ネット裏からそんな声が聞かれるほどのすさまじさだった。

 1回、先発の中田亨が先頭戸田に中前打されたのが大量失点のきっかけだった。バントで二進のあと、秀岡左前打、泉四球で一死満塁。ここで井上に走者一掃の中越え三塁打を許して一気に劣勢に立った。

 ここで後続を抑えていれば、違った試合展開になっていたはずだ。ところが二死後、死球を与えると後藤に右前適時打され、阿部内野安打の満塁から再び戸田に走者一掃の二塁打を浴び、森本の二塁打でなんと8失点。

 2回はもっと屈辱的だった。後藤の左越え2ランなど9安打、4四死球で打者14人の猛攻を受け、11点を献上する始末だ。

 2回でなんと19失点。無残に打ちのめされた中田亨は呆然としていた。「こんなに打ち込まれたのは初めて。球はそこそこ走っていたと思うのですが、強力打線の相手には打ちごろの球だったのかもしれません」

 女房役、捕手で主将の元山の口からは反省の言葉が飛び出した。「相手打線はみんな打ち気満々でした。まともに勝負せずに打ち気をはずすピッチングをさせていたら、違った結果が出ていたかもしれません。悔しいです」

 もちろん中井監督にとっても予想外の試合展開だった。「先取点を取れば善戦できると思ったのですが…。投手陣に故障者が出ましてね。投手を代えようにも、こま不足で手の打ちようがなかったです」と苦しい台所事情を説明した。

 打線も5回まで3安打と振るわず、一矢を報いることもできなかった。屈辱的ともいえる大敗。しかし、ナインは落ち込む必要はない。力の差を認めた上で、この敗戦をバネにして少しでも飛躍するように努力を続けることが大事だろう。

練習試合                  練習試合日程詳細はこちら