2012年(平成24年)

チーム概要(2012年7月現在)

3年生部員  9名
2年生部員 10名
1年生部員 18名
マネージャ− 9名
     合計 46名

チーム陣容はこちら

夏の大会
第94回 全国高校野球選手権 兵庫大会

  第94回 全国高校野球選手権 兵庫大会 メンバー表(6月7日 朝日新聞掲載)こちら

  第94回 全国高校野球選手権 兵庫大会 16ブロックの結果はこちら

 

▽7月14日(土)2回戦 対 市神港
                   (
明石トーカロ球場

第94回全国高校野球兵庫大会第6日の7月14日、兵庫は明石トーカロ球場で緒戦(2回戦)の相手市神港と対戦。1回幸先よく2点を先行したものの、守りが踏ん張り切れず大量失点、7回コールド負けを喫した。
 

  兵庫無念、緒戦を飾れず
  守りが乱れコールド負け
                                 
写真はこちら

市神港 0 0 3   0 4 3   0 10  (7回コールドゲーム)
兵 庫 2 0 0   0 0 0   0 2  
                       
【市 神 港】          
E         4   1   0
D 45       3   2   0
G         4   1   0
B         4   2   0
H 3       1   0   0
A         3   2   2
H         4   3   3
F         4   1   0
D         0   0   0
C         2   0   0
1     西     0   0   2
1         0   0   0
@         0   0   0
H 5       2   1   1
4           0   0   0
            31   13   8
                       
【兵    庫】          
C         3   1   0
F         2   1   0
E         3   1   0
H       3   1   1
1       0   0   0
@         1   0   0
H         1   0   0
1 9       1   0   0
G         3   0   0
B         3   0   0
D         3   1   0
A         2   1   0
2         1   0   0
          26   6   1
                     
▽三塁打 繁田
▽二塁打 大下、山崎、福田


観戦記
 【元デイリースポーツ記者 武陽野球倶楽部 47陽会 浜田 直人】

 「お前ららしい負け方やった」。中井監督は無念の胸中を吐き出すように言い放った。試合が終わったあとの反省会。「お前らの弱い部分が出た。投手が打たれ、バックが連続エラーして負けた」。ナインを叱るというのではなく、奮い立たせる言葉に聞こえた。

 チームはここしばらく低迷が続いている。「悪い流れを断ち切り、新たな気持ちで試合に臨もう」。木谷主将の提案で前日、ベンチ入りのナインは全員、理髪店でピカピカの丸坊主頭になった。

 その効果はさっそく出た。1回、二死満塁のピンチを逃れるとその裏、先頭多田が左前打。二つのバント安打の無死満塁で中田亘が右前適時打して幸先よく2点を先行した。ただ、なお無死二、三塁の追加点機をスクイズ失敗などで逃したのが痛かった。

 中井監督が「あそこが大きなポイント。もう1,2点入っていれば、完全にこちらのペースに持ち込めたのに…」と残念がったのも当然だろう。

 先発の高山が突然崩れたのは3回の守り。一死から4連続短長打で3点を失い、あっというまに逆転を許した。「ストレートを狙い打ちされた。あそこで踏ん張っておれば…」とエースは唇をかんだ。

 5回はもっとお粗末だった。2番手森川が一死から2連打、盗塁などで二、三塁のピンチを招くと、痛恨の2連続エラーが出た。三塁線へのスクイズバントを中山が一塁へ悪送球。さらに山本の右前打を今度は中田亘が後ろにそらし、致命的な4点を献上した。

 2回以降の兵庫は市神港の3継投にわずか2安打に押えられた。屈辱の7回コールド負け。木谷主将は「こちらが先行したゲームだっただけに、なんとしても勝ちたかった。こんな結果になるとは思ってもいなかった」と悔しがった。

 中井監督はナインに問いかけた。「お前らは死に物狂いでやったか。私の目にはそうは映らなかった。死に物狂いでやらないと決していい結果は出ない。今日の敗戦を今後に生かしてほしい」

 兵庫の夏は終わった。中井監督がいうようにこの日の敗戦を明日への教訓″とし、チーム建て直しを図ることが急務だろう。


定期戦
 
2012年5月10日(木) 神戸高校グラウンド  13: 20〜15:24
 

伝統の兵庫―神戸の定期戦は5月10日、神戸高校グラウンドで行われた。過去2回、降雨中止になったため3年ぶり。試合は兵庫が投打に圧倒。2回、木谷のランニングホームランなどで5点をもぎとり、3継投で神戸の反撃を封じた。

                      神戸新聞掲載記事はこちら(PDF)
           デイリースポーツ新聞掲載記事(上部)はこちら(PDF)
                         (下部)はこちら(PDF)
                      試合模様の写真はこちら
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兵庫、10長短打で大量7点
3年ぶりの定期戦を制する
 

神 戸   0 1 0   0 1 0   0 0 1 3
兵 庫   0 5 0   0 0 1   1 0 X 7
  【神  戸】        
C       5   1   1  
E       4   0   0  
B       4   1   0  
A       3   0   0  
G       4   1   0  
F       4   1   0  
D     西   4   2   1  
H       2   1   0  
H 9     2   1   0  
@       1   0   0  
H       0   0   0  
R       0   0   0  
1       0   0   0  
H       1   0   1  
          34   8   3  
                       
  【兵  庫】        
C       4   2   2  
F       2   1   1  
E       4   1   2  
H     3   1   1  
@       3   0   0  
9       0   0   0  
A       4   1   0  
2       0   0   0  
G       4   2   1  
8       0   0   0  
B       1   0   0  
1       1   1   0  
1     0   0   0  
D  

    4   1   0  
          30   10   7  
                       
▽本塁打 木谷
▽三塁打 高瀬、高山
▽二塁打 多田、元山

定期戦観戦記
 【元デイリースポーツ記者 武陽野球倶楽部 47陽会 浜田 直人】 

 歓声、拍手、ブラスバンドの音色に柔らかい日差し。約100年の歴史を刻む伝統の定期戦が3年ぶりにプレーボールとなった。過去2年はいずれも非情な雨で中止。1、2年生はもとより、3年生にとっても今回が初めて踏む晴れ舞台なのだ。

 兵庫の攻撃は、まるで過去2年のうっぷんを一気に晴らすかのようなすさまじさだった。神戸のマウンドはサイドハンドの松井。そのエース攻略へボール球をしっかりと見送り、好球を逃さず打つ冷静さと積極性があった。

1点の先行を許した2回裏だ。一死から合田が中前打したのがきっかけ。脇本四球のあと永山の二塁内野安打で満塁とすると、多田が左中間に逆転の二塁打。

 勢いづく兵庫は、一死二、三塁でスクイズをはずされ二死となったが、尾下が右前に3点目の適時打。さらに木谷が中越えにランニングホーマーを放った。

 「打った瞬間、センターに取られると思ったが、打球が風に乗って伸びてくれた。ホームを踏んだ時はとてもうれしかった」。殊勲の2ラン。主将としての重責を果たして木谷は白い歯をのぞかせた。

 こうなれば試合は兵庫ペース。先発の森川が5回、2点目を許すと、6回元山、合田の長短打で、7回には中田亘の適時打でそれぞれ1点を追加。6回から登板の高山が9回3点目を献上したものの、3番手中田亨が最後を空振りの三振で締めた。

 試合が終わるとグラウンドに兵庫高校の校歌が流れた。「♪ 武陽が丘のあさみどり 白き雲湧くユーカリに…♪」応援の全生徒とともに、口ぐさむナインの表情は晴れやかだった。


 中井監督の話「定期戦は、夏の大会と同じくらい重要。3年ぶりの試合に勝利することができてよかった。2回の5点がきいた。あれでナインは落ち着いてプレーができたと思う」

2012年(平成24年) 春季大会中神戸支部予選  試合結果はこちら
 
▽4月2日(月)2回戦 対兵庫商
      14:25〜16:50(村野工業高校・ひよどりグラウンド)
 兵庫、悔しい再逆転負け
 森川、終盤に踏ん張れず

春季高校野球中神戸支部大会で兵庫は4月2日、村野工高ひよどりグラウンドでの2回戦で兵庫商と対戦。攻撃陣は6回中田のランニング本塁打で逆転、7回にも加点したが、森川がリードを守れず再逆転負けを喫した。
                                        写真はこちら
兵  庫 0 0 0   0 0 2   0 2 0 4
兵庫商 0 0 0   0 1 0   0 3 1 5
  【兵 庫】    
C         5   1   0
F         2   0   0
H         1   1   0
R 7       1   0   0
E         5   0   0
G         4   2   2
H         2   0   0
@         3   2   0
B         3   2   1
A         4   1   0
D         4   0   0
            34   9   3
                       
  【兵庫商】    
G         5   1   1
H         4   0   0
1         1   1   0
E         3   2   0
B         4   1   0
F         2   1   1
D         2   1   3
C         3   0   0
@         1   0   0
1         1   0   0
9       1   1   0
A       2   0   0
            29   8   5
                     
△本塁打 中田
△二塁打 佐藤、森川、市川、 園田
   

観戦記【元デイリースポーツ記者 武陽野球倶楽部 47陽会 浜田 直人】

 マウンドの森川は明らかにへばっていた。意のままにならない制球力。4−4のタイスコアで迎えた9回裏だった。無死から園田に左線への二塁打を許すと二人に四球を与えて一死満塁。このピンチで渡辺にはストライクが1球も入らず、ストレートの押し出し四球となった。痛恨の125球目。兵庫にはなんとも悔しいサヨナラ負けだ。

 7回までの森川はカーブを有効に使って粘りのピッチングを見せていた。この回まで6四球と制球に苦しんだが、失点は5回の1点のみ。許した安打は3本だけだった。

 打線は6回代打竹内の中前打を足場に中田の右線への起死回生のランニング本塁打で逆転。8回には森川の左線二塁打、脇本の右前適時打などで2点を追加。3点差として兵庫は試合の主導権を握った。

 舞台が暗転したのは8回裏。森川は先頭の佐藤に死球を与えると、中川、市川、渡辺に3連続長短打を喫して、あれよあれよという間に同点に追いつかれた。試合の流れは兵庫商に移り、兵庫は再逆転負けの結末を迎えた。

 制球難の解消とさらなるスタミナの養成。森川の今後の課題がクローズアップされた試合となった。

 中井監督の話「こちらのペースで試合を進めていたので勝ちたかった。森川は終盤、へばったようだ。救援を送ることも考えたが…」
 


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