46陽会 太田紘一氏  9月4日巨人戦 勝利投手

太田紘一氏(46陽会)が保存されていたコラム(記録のコーナー)より

巨人戦での太田投手

オープン戦とはいえ、3月4日の巨人戦で6回まで投げ1安打に押さえた左腕太田の好投は、阪神首脳部を大喜びさせた。

ところが幕があくといけない。初めて先発した5月3日には4回半ばまでに王に2ホーマーを喫し、7月9日には5回の藤尾の2ランが決勝点となり、9月1日も初回、長島にホームランされ、3度の先発は全部ホームランが命取りで敗戦投手。結局先発投手としては10回1/3を投げ防御率5・40だ。そのくせ救援したときの太田は別人のようで、7試合、13イニングを投げ無失点の好投。9月4日には9回一死一,二塁で渡辺を救援し後続を絶ち、その後12回まで一安打に押え勝利投手になったが、これはまた今年の太田の唯一の白星だった。

63歳の現在も、シルバーリーグのエースとして、現役時代を髣髴させる華麗なピッチングフオームを披露している。

平成15年、阪神タイガース優勝関連記事の中にも太田氏の名前があがっている。「昭和37年 ついにセ・リーグ初優勝 小山正明27勝、村山実25勝、脇を固めた渡辺省三、石川緑、牧勝彦、太田紘一、本間勝、伊奈勉らの奮闘努力あってこそ」(H15.9.23スポーツニッポンより抜粋)


大田紘一氏にかんする選手情報(タイガース歴史研究室〜猛虎歴研〜掲載)

写真 2002.11.27 (シルバーリーグ) 撮影