73陽会  松岡清彦氏 

 私たち38回生(73陽会)が、最上級生として新チームをスタートさせたのは、昭和597月県予選で琴丘に敗れてからです。

新チーム結成後最初の公式戦、中神戸地区大会では、初戦で鈴蘭台に、敗者復活戦でも長田に敗退、これからどうなるのかーと全員が危機感を抱いたものです。

その後、練習試合で好成績が続き、筋トレやランニング、ティー打撃中心の冬の練習を経て臨んだ翌60年の春の地区大会では、初戦で長田、2回戦で兵庫商業、準決勝では強豪育英に勝ち、決勝で村野工業に敗れ、西神戸地区で舞子に敗れ、惜しくも県大会には出場できませんでした。

神戸校との定期戦では、まったく危なげなく大差で勝ち、私自身初回にタイムリーヒットを打ったことが印象に残っています。

夏の兵庫大会では、明石西、千種、尼崎東とすべて1点差で勝ち。5回戦の明石南戦では逆転負けしましたが、ベスト16入りしました。また、幸運にも3回戦の千種戦で甲子園球場での試合を経験することができました。

個人的には、夏の大会では全く活躍することができず、明石南戦で守備でミスをしたうえ、最後の打席も三振で終わるなど、悔しい思いをしたことを覚えています。

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