74陽会  小林正明氏

 どうしても忘れられない出来事―それは神戸高校との定期戦です。定期戦は、夏の県予選と並ぶ重要な試合です。しかも私たちの学年が3年生になるまでは12年連続で勝利を収めていました。その大事な定期戦に負け連勝にピリオドを打ってしまいました。相手投手がプロ野球に注目されていたということもありましたが、善戦の結果の力負け―と思っています。

試合が終わった後、それから翌日と、本当に言いようのない虚脱感に襲われたのを覚えています。先輩方が築き上げてきた伝統というものの重さを、改めて思い知らされました。

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