大正7年(6陽会)1918年

NO3

〈朝日新聞〉
【第4回全國野球選手権大会兵庫豫選】
▽1回戰
大正7年8月1日(木)東遊園地 午後9時20分開始 11時30分終了
           (審判)球審・久保田 球審・川瀬
 神戸二中 000 000 004=4
 育英商業 000 000 000=0


 第八回二中劈頭木村安打を放ち出でしも育英堅く緊めて入らしめず、育英二死にして安井右翼に二壘打を戞飛ばせしも青山の二匍に終りゲーム白熱の絶頂に達し最終戰に推移す

▲第九回勝神は遂に二中の頭上に幸運を廻らし島津先づ無死遊匍失に出で加茂の三振後島田亦一壘の失に續き盗壘して走者を二三壘に據らしめ山脇の絶好の安打に島津入壘一點を擧げしを手始めに安打、犠打に育英の陣容全く混亂一擧四點を獲得し育英反撃に全力を盡せしも遂になすなく結局四對零を以て二中の勝となる。

《武 陽》
◇縣豫選
◎對育英商業戰
(八月一日)
 彼とは兵を會すること既に二度、都度彼をして敗戰の恨を懐かしめしが、計らざりき三度又も彼と見參せんとは。我軍綽々の余裕を残して戰ひ敵を威壓せしも、敵軍投手中川盛んに魔球を捻って危機を脱すること再三、遂に兩軍ノーランにて九回に至り、緊張其の極に達せしが、我軍最後の突撃見事奏効、

 一擧四點を奪ひて戰勝を叫びぬ。敵の奮闘もさはれ亦賞せん哉。經過左の如し。
開戰九時十五分。審判、久保田、川瀬兩高商選手。

第一回。我軍先攻。山脇先づ三壘ゴロに死して後西村再び三壘を衝きて其の失に出で二壘を盗み、木村三振せしも更に三壘を奪ひ北澤亦四球を選んで二壘に進み劈頭より好機を作りしも、渡邊次打者の強打左翼を破るに至らず。
△工藤Pゴロせしのみ、他は三振。

第二回。加茂二死後死球を受けて出づ。島田次いで遊撃に打てば一壘手その投球を過りて兩者を三二壘に據らしむ。山脇無振にして四球を利し此處に滿壘の活況を以て敵軍を盛に威脅す。西村の打棒萬目を集め克く遊撃に直球を打ちしも尾崎見事掴んで拍手急霰の如し。敵が戰況一回に全く同じ。即ち荒川Pゴロせしのみ、中川、尾崎三振。

第三回。木村最初に右翼を飛球に失せしめ、島津代走してスティールに二壘に進みしも空しく残壘。

第四回。島田投手を難球に襲って出でたるも二壘盗奪不成功に終る。敵軍打順好し、決蹶して工藤一死後遊撃を過らしめて初めて出壘せしも中川の遊撃ゴロに詰殺され中川二壘を盗まんとして有馬、西村の呼應に刺さる。

第五回。第六回。兩軍の守備堅實にして抜けず、荒川兩軍最初の快打を中堅に放ち、北澤四球に出壘せしのみ。

第七回。ラッキーセブン。振へと加茂、島田一死後相次いで四球に出で見事なるダブルスティールに三二壘を陥れしも山脇不甲斐なく三振に退き、西村の好打又しても遊撃手尾崎の美技に斃る。

 不適任なる敵軍先頭打者辻飛球を投手に得られて退くや工藤左打者三壘の頭上を巧妙の安打に抜く。而して投手牽制球一壘手の失に二壘迄進んで初めてチャンス到りしも山津、渡邊に弄殺され中川二壘に打って西村の好守に成すなし。

第八回。我軍未だ無安打なり。快漢木村さらばと起ち戞然中堅にシングルす。されど北澤振はず三振の憂目に遭ひ、渡邊の投匍は木村を二壘にフォースアウトし、有馬再び二壘にグランダーして止む。二死後安井弱打者第一球を打って右野(翼)に直安打するや、加茂何事ぞ跨間を潜らして一擧三壘を具ふるの大過失をなす。
 敵軍唯一の三壘進略なり、巨漢中川盛んなる聲援に送られ出でしも、西村鮮かにその打球を取って危機去る。

第九回。今にして奮はずんば、そも、何時を以て功を奏せん。島津健棒を督して蹶起一番、三壘を痛撃して其の暴投に一擧二壘を踏む。幸先の如何によきよ。敵軍狼狽して中川を三塁に退かしめ、山津をプレートに起てゝ如何にしても我猛撃を喰止めんとす。

 山津代り榮あり、加茂を三振に屠って氣を吐きしも瞬時、主将島田何をと一壘を破って島津を三壘に送り直ちに二壘に迫って後援を待つ。次打者山脇なり。スヰング二つ徒らに空し、不安思はず我軍中に湧きしも果然彼が決行せしバントは見事成功、山津周章取って本壘に投ぜしも及ばず、島津滑走ホームインして本壘のあたり砂塵濛々たり。

 島津、山脇三二壘に進んで敵陣容を亂せば西村勇躍起ちスクヰーズに備へて浅守せる遊撃の左を痛快のタイムリーヒットに突破して二騎を本壘に送り、二壘盗奪を企てゝ二壘手の小失に快走して三壘に走って生く。

 木村我もと奮起し大飛球を左翼に打って犠牲球となし西村の生還を抜く。勢に乗りし北澤續いて中堅に快心の安打を浴せ二壘をスティールして溌溂たる攻撃振を示しゝも、渡邊の遊撃匍球に敵軍漸くにして我猛襲を阻止するを得ぬ。

 得點茲に一擧四點、さあ此の上は締れ!と元氣滿々シートに就けば、敵軍意氣更に振はず、安田投手匍球、辻三振。最後にと起ちし好打者工藤の直球、島津莞爾と掴んで、激戰遂に終る。タイムは正に十一時三十分。凱歌を奏して休憩所に引揚げぬ。

       打得安犠盗三四刺補失
 〔二中軍〕
       數點打打壘振球殺殺策
 5 山 脇 3101111000
 4 西 村 5110200340
 7 木 村 4011010000
 8 北 澤 3010212000
 1 渡 邊 5000100160
 2 有 馬 40000001020
 6 島 津 4100120111
 9 加 茂 2000122001
 3 島 田 31002011201 
    合計 33432107627133

 〔育英軍〕
 8  辻  4000030000
 3 工 藤 4010000902
 51 山 津 3000020233
 15 中 川 3000010021
 2 荒 川 3010010930
 6 尾 崎 3000010550
 4 安 井 3010010021
 9 青 山 3000010001
 7 安 田 3000000200
    合計 29030010027158

〈朝日新聞〉
◇縣豫選
▽2回戰   =ダブルヘッダー=
大正7年8月1日(木)東遊園地 午後2時55分開始 6時15分終了
           審判)球審・富田 球審・豐川
 神戸商業 003 001 000=4
 神戸二中 010 000 110=3


 〔二 中〕  〔神 商〕
 三 山 脇  中 網干兄
 二 西 村  捕 網干弟
 左 木 村  遊 竹 下
 中 北 澤  一 稻 田
 投 渡 邊  左 生 田
 捕 有 馬  二 藤 田
 遊 島 津  投 森 口
 右 野 澤  三 畑 中
 一 島 田  右 瀧 川

 失四三安打  失四三安打
 策球振打數  策球振打數            
  37633  269430

▲第一回。二中山脇ファウルフライ、西村遊匍、木村一壘にライナーを得られて止み神商網干兄弟三振、竹下四球に出でしも二壘に刺さる

▲第二回。二中北澤遊三間のヒットに出で盗壘、渡邊の犠軟打に三壘に送られ有馬亦犠牲バントの絶妙なるものを放って北澤入壘一點を先取す、神商代って無為

▲第三回。二中二死の後遊匍の低投に生きしも木村三振す、神商一死にして瀧川四球に出で網干兄三匍失に續き瀧川三壘盗奪に刺されしも網干弟遊匍の野手選擇に生きて竹下の死球に滿壘、稻田の左翼飛球野手惜くも失して網干兄弟相次で入り、竹下は生田の遊匍一壘のファンブルに生還、神商却て二點を勝ち越す

▲第四回。二中の攻撃唯神商竹下の美技を見しのみ、神商森内野安打に出でゝ盗壘畑中の遊匍に三壘に及びしも瀧川、網干三振す

▲第五回。二中凡死神商又無為
▲第六回。二中一死の後西村安打を放ちて出でしも後援續かず神商生田死球を喫し盗壘し藤田、森口の死後畑中の内野安打に生還三點を勝ち越す

▲第七回。二中好機を喚び渡邊遊匍に死せしも三匍一失に出たる有馬(山脇代走)は島津の死後野澤の適時安打に生還して一點を恢復し神商代って走者ありしも點をなさず

▲第八回。二中一死の後木村四球を利し盗壘し北澤遊匍に死せしも木村を三壘に送り渡邊此處ぞと許り打って放てば熱球右翼のシングルとなって木村生還(此間シングル、三壘打の解釋に紛議ありしも二中側雅量を示して譲歩して續戰す)有馬遊三間安打に出でゝ渡邊三壘に及びしが、島津二飛に死して止む、神商生田遊左安打に出で藤田の三振後森口二遊間にヒットして續きしも後援凡打して退く

▲第九回。試合は三對二の緊張を以て進み二中最後の攻撃に野澤三振パスを利して出で島田、山脇の死後西村三越安打に續きしも木村の三匍に得ず、結局四對三のクロスゲーム裡に神商の勝となる

《武 陽》
◇縣豫選
◎對神戸商業戰(八月一日)
 激戰數合、天運我に幸せず形勢漸く非ならんとす。遮莫、奮然疲れんとする肩に鞭打って強剛渡邊、全軍を叱呼して投手板上に力戰猛闘、屡々襲ひ來るピンチを脱せば、一軍結束して急撃に向ひ、一點又一點、其の鋭鋒は神商軍が膽を寒からしむるや切、逆撃将に効あらんとして嗚呼、遂に利あらず、四+A對三、惨たり傷ましくも千載の長恨を残して敗れ退きぬ。
 悲憤の血涙袖を潤せど勇氣を振って其の悪戰の跡を迹らんか。

 第一回。敵軍先づ守備に就く。我先頭三者鐵棍ゆるやかに振って機到らず。代れば網干兄弟相次いで本壘に憤死し、四球の竹下二壘盗奪ならず。

 第二回。強打者北澤盛んに森口を牽制して遂に三壘遊撃突破の快打を見舞ひ敢然二壘をスティールせば、渡邊バントに三壘に進ましむ。一死なり、即ち北澤、有馬とスクヰズプレーを謀って本壘に殺到すれば有馬絶妙の軟打を匐はして其の生還を援く。
 見事なる一點はかくて先づ我軍上に輝きしなり。稻田の猛襲山脇克く守って一壘に刺す。生田四球を利し二壘を盗むも藤田三振し森口飛球を投手に捧げて徒らに残壘するのみ。

 第三回。島田、山脇の二驍将森口首級を得らるや、西村奮然遊撃を衝き一壘手の小失に生く。快速直ちに盗壘して二壘に據りしも木村振って振り止む。一死後若冠瀧川四球を選んで二壘を盗む。

 網干難球に三壘を突けば山脇止めしもハンブルして一壘に殺し得ず、走者一二壘にあり我もと網干兄弟遊撃を攻むれば島津取って瀧川を三壘に屠り二死なり、事無しと息つきしも竹下死球を受けて滿壘を生むや、四番稻田が必死と打てる飛球は低く遊撃を越えて奮進し來りし木村一瞬の差にて取り得ず惜しくも安打を與ふ。

 網干兄弟雀躍ホームインすれば、續く生田の遊撃匍球島田失策して竹下も還り藤田三振せしも一呼三點を奪ひて敵軍歡聲囂々たり。

 第四回。北澤盛んなる聲援を浴びしも投手ゴロに退き、渡邊四球を奮ひしも二壘を盗み得ず、有馬遊撃直球竹下好く取って止む。先頭森口三壘線上に緩安打を打って出で二壘を盗み畑中の援打に三壘を占む。危機迫ると見えしも奮戰せる渡邊、瀧川、網干を三振に屠って万丈の氣を吐く。

 第五回。森口得意の魔球を弄して我軍を苦しめ、島津、野澤三振に斃れ島田二壘に打って功なし。網干三壘に匍球するも鐵壁山脇何ぞ亂るべき。竹下三度び四球に出壘するや有馬の強肩を潜って二壘を盗み、稻田の左翼飛球に死するを見て三壘を奪はんとして刺さる。

 第六回。打順絶好、突進すべきの時と一軍勢つきて起つ。山脇敢へなく遊撃に凡打するや、西村さらばと同じく遊撃を襲ふ。竹下再び功名せんとせしも西村快駛して一壘を破り鮮かなる二壘盗奪に敵手を唖然たらしむ。

 木村のバント惜しくも線外に出でゝ退けば西村果敢神速を利して三壘をスティールす。打者は北澤、我軍勇み立ちしも彼れの一打秀才畑中克く掴んで一壘に殺す。渡邊、生田に二振を得しも又も死球を與へて禍根を作る。藤田バントに生田を二壘に送り森口投手匍球に三壘に進ましむれば、續く畑中粘って三壘を襲ふ。

 球は三壘々邊の難球なり、山脇奮闘之を取りしも惜しくもハンブルして一壘への投球後れ、生田生還するに至る。瀧川再び三振せしも敵軍欣然シートに就く。

 第七回。敵に輸すること既に三點なり、而も戰は七回を迎へぬ。あゝ奮はざるべからず。渡邊先づ遊撃を衝いて斃れて後、有馬好妙の内野安打を三壘邪球線上に打って走り三壘手の暴球に乗じて一擧二壘に進めば、島津亦三壘に匍球す。

 畑中取って有馬を挟撃せんと轉送せし球藤田逸して有馬三壘を得、島津一壘に生く、チャンス遂に到りぬ、囂々たる應援に送られて野澤蹶然起ち、第一球颯と振れば天晴れ絶好の適時安打は遊撃の頭上を突破す。

 有馬得たりと本壘に突入すれば、島津焦って一呼三壘に走って惜しむべきの死を遂ぐ、野澤其の隙に二壘に至り島田四球を得て山脇の憤りを待ちしも山脇の當り悪しく三壘に飛球を得られ止む。此の上は一點も敵に奪るゝ勿れ、締って守れと殊守すれば、三番竹下二壘失に出で二壘を奪ひしにみ、網干兄、稻田の飛球は木村、北澤見事に掴み、網干弟の強匍は山脇取って其の鐵桶の守備を示す。好打順も空し。

 第八回。森口遊撃を守って竹下プレート上にあり。漸く打たれんとするに恐れ新投手を以て防守せんとするか。西村何をと振れば物凄き直球は中堅に飛びしも球勢延びて却って網干に掴まる。木村次いで出で四球を選び、二壘を盗奪し北澤の遊撃ゴロに送られて三壘を踏むや、奮激せる渡邊猛然右翼の天を襲ふ。

 瀧川よく背進せしも僅にグラブに觸れしのみ、熱球は觀覧席の境界線に落つ。即ちグラウンドルールに依り三壘打若しくは本壘打にはあらざる乎と我軍提議せるが議容易に解決せず、約三十分間交渉の末遂に不可解なる一壘打に決す。

 悲憤せしは獨り我軍のみに非りき。木村は無論勇躍生還せるなり、敵軍猛撃の急なるに驚愕狼狽し森口再びプレートに立って竹下遊撃に退く。悲壮の氣滿場を鎖して殺氣自ら横溢せる中、渡邊二壘をスティールすれば、快漢有馬長棍を掉って痛快にも左翼に痛烈の快打を放つ。渡邊三壘に迫り有馬二壘に進んで敵軍の心膽を脅すこと頗る急、島津重責を荷負って起ち苦心惨憺憤打せんと努めしも無惨、飛球を二壘手に捧げて退く。

 神商勝てども僅かに一點、しかも我軍の逆襲急なれば其の堵に安んぜず、尚もと奮張る。生田二壘に打って内野安打せば、藤田三振せしも森口再度の安打を中堅に送って兩騎一二壘に據ってチャンスを作る。我軍怯まず投手を勵せば渡邊頑張り一番、畑中を遊撃飛球に終らしめ、瀧川を三度び三振の弄殺し去る。

 第九回。兵を會すること既に八度、戰は遂に最後とはなりぬ。今や我は三にして敵軍は四點、後るゝはオンリー一點なり。今にして進まずんば何時に於てか又起たん。野澤悲愴の應援の裡に起ち三振せしも捕手苛って逸球して一壘に生く。

 續く打順は絶好無二、我軍遂に最後の機を掴みぬと勇躍すれば、島田無惨、憤振せしバットに響あらず凄愴の面を伏せて退き、山脇二壘に打って野澤の進壘を援けしも既に二死なり。吁何ぞそれ奮はざる、進めと出でし西村チャップよく三壘後に安打して野澤を三壘に送り二壘を盗んで目醒しき奮闘を盡す武者振りや壮誠に彼が今日の奮戰は渡邊、有馬等と共に賞すべきものあり。

 狂瀾を既倒に廻さんと眦を決して蹶起せしは闘将木村、一振空し、二振戞然の音あり最後の熱球三壘を襲って瞬間凄惨の氣呼吸を詰めしが、吁敵壘遂に亂れず、憤走せし木村惨たり、一壘の足下に斃れて熱涙滂沱、復起つ能ず。原頭松葉騒ぐ夕べ二中軍遂に敗る。吁、敵は西方にあり、西方にあり。

       打得安犠盗三四刺補失
 〔二中軍〕 撃 全牲  死
       數點打球壘振球殺殺策
 5 山 脇 5000010232
 4 西 村 5020400101
 7 木 村 4100111200
 8 北 澤 4110100100
 1 渡 邊 2011101120
 2 有 馬 3121100920
 6 島 津 4000010230
 9 野 澤 4010020000
 3 島 田 3000021601
    合計 3437287324104

 〔神商軍〕
 8 網干兄 4100020100
 2 網干弟 4100010720
 6 竹 下 1100203241
 3 稻 田 40101001301
 7 生 田 2110202000
 4 藤 田 3001030121
 1 森 口 4020100040
 5 畑 中 4000100331
 9 瀧 川 3000131000
    合計 2944189627154
 ▲残壘=二中九、神商=八

 〔二中軍〕
 1 北 村 3001
 8 細 川 2000
 2 西 川 3101
 4 横 山 3001
 5 滿 田 2001
 3 渡 邊 3011
 7 西 川 3000
 9 伊 藤 3000
 6 川 西 1101
     計 23216

▲本壘打=北澤、渡邊▲二壘打=西村▲得たる三振=渡邊8、北澤2、北村2
▲与へし四球=渡邊、北澤1、北村7▲失策=二中3、兵中16▲残壘=二中5、
兵中5
審判=堀(球)加茂(壘)