大正15年(14陽会)1926年

NO1

《武 陽》
◎對御影師範戰

新チーム組織後第一回戰を行ふ、投手橋爪肩を抜きし為め、若漢吉本雄々しく奮闘せしも遂に破らる。

 御影師範 9−6 神戸二中

       打得安二三本犠盗三四失
 〔二 中〕       壘壘壘  死
       數點打打打打打壘振球策
 3 眞 鍋 41000001100
 6 矢 麥 42100001001
 9 橋 爪 41100100002
 8 酒 井 41200002000
 5 澤 野 40000000201
 1 吉 本 31101000210
 4 池 田 30100000011
 7 龜 山 40100000100
 2 田 中 30000000100
    合計 336701104725

       打得安二三本犠盗三四失
 〔御 影〕    壘壘壘   死
       數點打打打打打壘振球策
 6 山 口 40000000101
 1 伊 藤 41000000000
 3 福 富 42100100000
 2 大 塚 31000002010
 4 大 西 41100000100
 9 陰 山 31100001110
 5 眞 鍋 41200001003
 7 山 本 10000010010
 8 淺 原 20100000011
    合計 297600114345

《武 陽》
[第五回京神中等學校對抗野球大會]
◎對伊丹中學戰
 大正15年5月2日(日)明石球場

第一回。▽二中=眞鍋中飛、矢麥、橋爪三振。
▲伊丹=田口三振、坂山遊失、大西の左翼安打に三進し大西一、二壘間に挟まるゝ間に生還、辻、寺西三振。

第二回。▽二中=酒井二匍、澤野遊飛、吉本右翼安打二盗にさゝる。
▲伊丹=北島四球二盗す、柴田、塚本三振、岡の右中間二壘打に生還、田口三振。

第三回。▽▲兩軍無為。
第四回。▽二中凡退
▲伊丹=寺西の二壘打ありだけれもども後者凡退。

第五回。▽二中=酒井遊失に出で、澤野三壘頭上を抜く安打に續く、吉本の遊匍に封殺せんとしたれど二壘手失して無死滿壘となる、池田の三匍失に酒井生還、大橋の中堅犠飛に澤野生還、捕逸に吉本生還、田中、眞鍋三振。
▲伊中=三者凡退。

第六回。▽二中=一死後橋爪三匍高投に二進、投手よりの牽制球二壘手失する間に三進、酒井四球二盗す、澤野犠牲バントに橋爪生還、酒井三進、吉本四球、池田の三匍失に酒井生還、大橋の左前二壘打に吉本生還、田中三匍。
▲伊丹凡退。

第七回。二中=眞鍋四球二盗し矢麥の二壘横を抜く安打に生還、矢麥二盗、橋爪の三匍一壘手送球を失する間に生還、酒井の遊匍失に橋爪生還、澤野四球、吉本の一壘横を抜く安打に酒井、澤野生還。
▲伊丹凡退。
遂に十一A對三のコールドゲームにて勝つ。

 伊丹中學 110 000 1=3
 神戸二中 000 033 4=10

 (7回コールドゲーム)

       打得安二三本犠盗三四失
 〔伊丹中〕    壘壘壘   死
       數點打打打打打壘振球策
 5 田 口 30000000312
 4 坂 上 32000001111
 1 大 西 40100001100
 2  辻  30110000101
 7 寺 西 40100000300
 6 北 島 11000001021
 8 柴 田 30000000201
 9 塚 本 30100001100
 3  岡  30100000012
    合計 2735100041258

 〔二 中〕
 3 眞 鍋 31000001210
 6 矢 麥 41100001201
 1 橋 爪 42000001100
 8 酒 井 33000001010
 5 澤 野 22100010010
 9 吉 本 32210001010
 4 池 田 30000000100
 7 大 橋 30110001000
 2 田 中 30000000100
    合計 2811520016741