★兵庫、4年連続で初戦敗退
滝川・小松亮に悔しい18K★
【評】90回記念大会のため東西に分離した兵庫大会は例年より早く開幕した。梅雨の気配が濃厚なこの時期のため、前日の但馬での試合が雨で流れて翌日高砂球場で行われた。
シード校ではないものの下馬評の高い滝川に対して守りの野球を行い勝機を見いだそうと臨んだ一戦であった。ところが、二回に守備の乱れと四球から3点を献上してしまう。
それでも5回と6回に追加点は許しながらも投手桝本は気落ちすることなく滝川打線を必死で封じ込め味方の反撃を待った。しかし、地区大会有数の好投手小松の前に18奪三振を喫し、ヒットは8回の桝本による二塁打まで無安打に押さえ込まれ残念ながら完敗であった。
ただ負傷退場にはなったが、右翼手阪口のプレーなどで、選手は相手校に飲まれることなく気迫溢れる姿を見せてくれた。
=野球部 樋口部長=
【観戦記】
伸びのあるストレートと切れのいいスライダー。この2球種を有効に使って快調に飛ばす滝川のエース小松亮に兵庫打線は音無しだった。7回一死までパーフェクトに封じられ三振の山を築いた。
2回に許した先制点。その内容が悪すぎた。四球などを挟んで2失策。一死満塁から2安打とスクイズでアッという間に3点を失った。
こうなれば試合は滝川のペース。兵庫は反撃の足がかりすらつかめない。逆に5,6回に追加点を許して傷口を広げた。
兵庫の初めての走者は7回一死から野村の死球。初安打は8回無死からの桝本の右越え二塁打だった。いずれも後続が凡退して得点できずじまい。
9回岡田の内野安打と、児島の打撃妨害による出塁で無死一、二塁と食い下がったが、後が続かず18三振を喫しての完敗となった。
守りのミスで後手に回り、兵庫本来の野球ができなかったのが惜しまれる。
=47陽会 浜田 直人= 〔96陽会〕平成21年卒
◎岡田 幸大 中堅 尾田 竜一
小野 亮輔 金本 達也 一塁
楠 優大 児島 良介 遊撃
小林 翔 右翼 阪口 誠人
平良 湧希 千代盛翔平
西原 亮平 野村 龍雅 二塁
堀野 健人 三塁 桝本 涼太 投手
宮永 亮佑 森脇 佑 左翼
山下 達也 捕手 藤本 由香里 マネージャー
安田 梨紗 マネージャー
◎県秋季高校野球地区大会◎
平成20年8月20日(水) あじさいスタジアム
〔中神戸〕
▽2回戦
県兵庫 000 000 010=1
神戸北 000 100 02X=3
試合開始 気合を入れて行こう!
【兵 庫】 |
打 |
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安 |
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点 |
D |
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山 |
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下 |
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2 |
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1 |
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1 |
B |
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垣 |
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内 |
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2 |
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0 |
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0 |
9 |
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吉 |
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田 |
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0 |
|
0 |
|
0 |
E |
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花 |
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房 |
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3 |
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0 |
|
0 |
A |
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小 |
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林 |
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3 |
|
0 |
|
0 |
G |
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山 |
本 |
周 |
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3 |
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0 |
|
0 |
H |
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橋 |
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本 |
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1 |
|
0 |
|
0 |
H |
3 |
亀 |
|
田 |
|
2 |
|
0 |
|
0 |
C |
|
田 |
|
中 |
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3 |
|
0 |
|
0 |
4 |
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塊 |
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塚 |
|
0 |
|
0 |
|
0 |
@ |
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森 |
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正 |
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4 |
|
2 |
|
0 |
F |
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辻 |
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2 |
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0 |
|
0 |
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計 |
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25 |
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3 |
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1 |
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振 |
球 |
犠 |
盗 |
失 |
残 |
併 |
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5 |
6 |
4 |
0 |
1 |
7 |
0 |
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▽二塁打 森正 |
▽暴投 森正 |
★兵庫、同点も束の間 8回裏痛恨の2失点★
[観戦記]0−1とリードされた兵庫は8回に追いついた。森正の左中間2塁打を足場に辻のバントで一死三塁。このチャンスに山下が同点のスクイズバントを決めた。
こうなれば“追うものの強み”のはずだったが、その裏兵庫に落とし穴が待ち構えていた。一死二塁から暴投で走者の三進を許したあと、沖の遊撃内野安打で1点。さらに二死一、三塁から小林の二ゴロを野手がトンネルするなど守りが乱れて2点差、勝負を決められた。
森正は7回まで1失点と好投したが、自らの暴投でピンチを広げた8回のマウンドが誤算。攻撃面では1回、一死一、二塁の先制機を逃し、ペースをつかめなかったのが惜しまれる。攻撃力のアップが課題だ。
=47陽会 浜田 直人=
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