昭和58年(71陽会)1983年

NO1

[対県神戸高野球定期戦]
昭和58年5月12日(木)神戸市民球場
 県神戸 000 002 011 0=4
 県兵庫 000 010 201 1=5

 (延長10回)

〔評〕県神戸は1回一死一、三塁の好機をものに出来ず5回逆に1点を先行された。 
 しかしすぐさま逆転する。6回四球のあと吉田健の安打で一、二塁とし吉田正の三塁打で2−1とした。

 4−3、県神戸が1点リードして迎えた9回裏県兵庫は最後の粘りを見せ同点に追い着きなおサヨナラのチャンスが続いたが、ここは県神戸の植浦が健闘よく切り抜けた。だが、県兵庫は10回裏二死二、三塁とし三塁ゴロ一塁悪投でサヨナラ勝ち、幸運な勝ち星を握った。

【第65回全国野球選手権大会兵庫予選】
◎県予選登録メンバー◎
 部長 福原  亮
 監督 上月 賢三
 投手 別納 俊夫B
 捕手◎新山 久司B
 一塁 田中 正之B
 二塁 松岡 伴秋B
 三塁 井上  勉A
 遊撃 岡部 泰彦B
 左翼 伊藤 大悟A
 中堅 菊川 浩治B
 右翼 上本  武B
 控  国本  勝A
 〃  橋本 憲人A
 〃  松本俊一郎A
 〃  門田 順二A
 〃  河辺 健一A
 〃  坂本 和夫A
 〃  井上 琢也A
 〃  松尾 聖司@

(神戸新聞)
昭和58年7月18日(月)尼崎記念球場
▽2回戦
 県兵庫 000 000 0=0
 武庫荘 220 400 X=8

 (7回コールドゲーム)

 (県兵庫) 打安点
 E 岡 部 300
 H 国 本 200
 1 橋 本 000
 9 上 本 110
 A 新 山 100
 F 伊 藤 300
 G 菊 川 200
 D 井 上 200
 @91 別納 200
 B 田 中 200
 C 松 岡 200
     計 2010

 (武庫荘) 打安点
 G 村 上 320
 B 今 井 322
 E 橋 本 423
 A 奈義良 311
 F 井 上 201
 H 野 沢 310
 D 富 田 210
 @  迫  110
 C 池 田 200
     計 23107

(兵)4110110
   振球犠盗失残併
(武)1442050

▽二塁打=村上、今井、橋本、奈義良▽暴投=別納▽1時間35分

〔評〕武庫荘打線は好球をそろえる別納を面白いように打った。初回は村上の中越え二塁打で始まる速攻で2点、二回はエラーを挟み富田、今井の短長打で2点、四回は迫が痛烈に三塁線を破ったあと、村上から2本の長打を含む4安打を連ね4点を取った。

 武庫荘のエース迫は下手から鋭く浮き上がるスピード十分のストレートを駆使、六回まで一本の安打も許さなかった。

◎昭和58年秋季地区大会◎
〔西神戸〕8月29日(月)育英高
▽敗者復活3回戦
 県兵庫 5−4 育英

9月4日(日)育英高
 ▽敗者復活4回戦
 村野工 3−0 県兵庫

71陽会(昭和59年卒)
 部長 福原  亮、監督 上月賢三
 別納 俊夫    投手
 新山 久司    捕手
 田中 正之    一塁
 松岡 伴秋    二塁
 岡部 泰彦    遊撃
 菊川 浩治    中堅
 上本  武    一塁
 白幡 俊和    二塁
 (旧姓 下山)
 外山賢治郎    右翼
 谷水  保    左翼
 

☆新山久司氏 昭和59年卒、71陽会

 私たち71陽会は女子マネージャー不在という、とても寂しい学年でした。戦績は最悪。神戸高校との定期戦では辛くも連勝を守ったものの、夏の予選では初戦の武庫荘にコールド負け。監督や諸先輩に大変申し訳ないことをしたと反省ばかりです。試合についてはよい思い出が少ないので、いくつかの事件を報告しておきます。

●「会下山ユーカリ事件」会下山でユーカリ(先輩からのしごき)を受けましたが、納得いかず、数人が反抗してダラダラ走っていると右田主将が激怒した。

●「そんなアホなことがあるかい事件」練習試合の前日、バットを持ち帰るのを忘れて、田中が上月監督の家へ直接電話したら「そんなアホなことがあるかい」と怒鳴られた。

●「唇タラコ事件」球拾いをしていた田中の顔面に至近距離で打球が当たり、一瞬にして唇がタラコのように腫れた。

●「バント練習顔面直撃事件」谷水はバント練習の際、顔の前でボールをつかむようにとの監督の指導を忠実に守り、マシーンからの速球をそのまま直接顔面に受け、目と鼻が一体になるほど腫れあがってしまった。

●「ブルペン・アッパー事件」ブルペンで太田先輩の指導を受けていた佐藤投手の渾身のストレートは、よそ見をしていた新山の顎(あご)に直撃、そのままノックアウト!

●「花札発覚事件」冬場練習を終えた部員たちが新館で花札に興じていたところ、坂本先生に発見され、相当な処分を覚悟したが不問となった。先生感謝しています。

●「乱闘未遂事件」門真西高との練習試合で、ホームでの交錯したプレーについて両チームが乱闘になりかけ、見ていた近所の人が高野連にチクリ、夏の県大会出場が危ぶまれた。