昭和46年(59陽会)1971年

NO1

[第28回対県神戸高野球定期戦]
昭和46年5月15日(土)神戸市民球場
 県兵庫 020 000 000=2
 県神戸 100 510 00X=7

 (兵)鈴木、栗田−服部
 (神)佐藤−村上

〔評〕5月14日、雨中での試合は1回県兵庫が1回いきなり4点を奪い快調の滑り出し。しかし、2回を終わったところで降雨激しく試合の続行は不能になり総合定期戦が始まって初めての中止再試合となった。

 翌15日は県神戸が1回に1点を先取して幸先いいスタート。対する県兵庫は2回に2点を奪ってすかさず逆転。

 試合を決めたのは4回に県神戸が挙げた5点。この回県神戸は松谷が死球、北野の右前安打で一、二塁。八番田口の内野ゴロで二、三進。次打者藤原の投手強襲打で1点、さらに二塁失で2点目。なおも続く一、二塁に稲室が右中間二塁打、三番浅野の左前安打でとどめを刺した。県神戸の12勝16敗

【第53回全国野球選手権大会兵庫予選】
◎県予選登録メンバー◎

 部長 樋口 秀雄
 監督 柳生  茂
 投手 鈴木 圭介B
 捕手 服部 一郎A
 一塁 山下 英一B
 二塁◎河内 武志B
 三塁 福井 博幸A
 遊撃 関灘 正明A
 左翼 青田 嘉之B
 中堅 長福 恭弘A
 右翼 野上 一男B
 控  山下 泰信B
 〃  森島  勝A
 〃  池田 雅宏A
 〃  本田 晴人A
 〃  小幡  弘A
 〃  安部 孝博A
 〃  栗田 博之@
 〃  伊勢 清貴A

〈朝日新聞〉
昭和46年7月19日(月)姫路球場 (審判)吉田、山下、末井
▽1回戦
 飾 磨 100 000 001=2
 県兵庫 000 000 000=0


 〔飾 磨〕   打安点
 (三) 浜 川 400
 (二) 石 塚 320
 (遊) 三 和 310
 (捕) 新 田 331
 (一) 永 岡 411
 (左) 山 崎 400
 (右) 瀬 田 410
 (投) 藤 本 300
 (中) 三 木 300
    振球犠盗残
    521353182

 〔県兵庫〕   打安点
 (遊) 関 灘 310
 (中) 安 部 200
  打  伊 勢 100
  中  長 福 100
 (左) 青 田 310
 (一) 山下英 420
 (捕) 服 部 410
 (二) 河 内 400
 (三) 福 井 310
 (投) 栗 田 400
 (右) 野 上 310
    振球犠盗残
    730583270

 投 手  回 安
 藤 本  9 7
 栗 田  9 8

 ▽二塁打=永岡 ▽併殺=飾1、兵2 ▽ボーク=栗田、藤本▽失策=飾1(藤本) 
  兵1(関灘)

○…一回の攻防が勝敗を決めた。飾磨は一死後、三遊間安打の石塚と三和のヒットエンドランが成功。さらにボークで二、三進のあと、新田が2−0から強気のスリーバントを決め1点を先取。浜田部長は『相手投手の動揺を見た。普通2−0からでもウエストしない』との判断が見事に的中。

 先行された県兵庫はこの裏、四球で出た関灘と安部のヒットエンドランが二飛で併殺となり好機を失った。県兵庫は最後まで食い下がったが、九回、飾磨にダメ押しの1点をあげられ、その裏の反撃も2安打と盗塁で二死二、三塁の一打同点の好機としながら、ここ一発が出なかった。

(昭和46年度優秀選手)河内武志

59陽会(昭和47年卒)
 鈴木 圭介    投手
 山下 英一    
 河内 武志    二塁
 青田 嘉之    左翼
 野上 一男    右翼
 森田万知子    マネ
 (旧姓 抗原)

〈神戸新聞〉
[秋季県高校野球大会]
昭和46年9月29日(水)姫路球場 (審判)中島、鹿多、溝口
▽1回戦
 県兵庫 100 000 100=2
 洲本実 000 511 00X=7


 (県兵庫) 打安点
 E1 関灘 400
 G 安 部 400
 F 長 福 400
 B 山 下 411
 A 服 部 410
 D 福 井 320
 H 伊 勢 200
 H6 小 幡 100
 @ 栗 田 100
 H9 西 田 100
 C 本 田 200
 4 池 田 100
     計 3141

 (洲本実) 打安点
 G 伊 藤 301
 F 中 津 100
 7 平 野 000
 D 登 里 420
 H 江 後 300
 E 山 本 302
 @ 真 山 310
 B 森 田 201
 A 高 本 212
 2 赤 沢 100
 C  秦  301
     計 2547

 (兵)510031
    振球犠盗残併
 (洲)294271

 ▽二塁打=登里、服部、真山 ▽1時間34分

〔評〕兵庫は一回、三ゴロ失に生きた関灘が連続二ゴロで三進後、山下の二前への幸運打で先制する好スタートを切ったが、期待の栗田が制球を乱し、あっさりと逆転された。

 洲本実はこの回、中津四球、登里中前打、江後敵失で無死満塁後山本の二ゴロ、真山、森田連続四球による押し出し、高本の中前2点タイムリー、秦投ゴロで一挙5点を奪った。わずか2安打の大量得点である。

 二回以後の兵庫は真山のシュートが打てず、七回大差で気を許した真山に服部、福井が連続長単打を浴びせて1点を返しただけ。守備の甘さも出て完敗に終わった。