昭和42年(55陽会)1967年

NO1

[対県神戸高野球定期戦]
昭和42年5月17日(水)神戸市民球場
 県神戸 000 003 000=3
 県兵庫 000 014 00X=5


〈神戸新聞〉
【第49回全国野球選手権大会兵庫予選】

◎県予選登録メンバー◎

 部長 樋口 秀雄
 監督 柳生  茂
 投手 岸本  薫B
 捕手◎和佐 篤男B
 一塁 森川 行信B
 二塁 山本  卓A
 三塁 石井 庸朱A  
 遊撃 前田 敬一B
 左翼 河野 正司A
 中堅 篠田 庄司B
 右翼 志水 孝司B
 控  斎藤 雅督A
 〃  金城 照夫A
 〃  辻  隆正A
 〃  住川 光史@
 〃  塩谷  満@
 〃  川辺 康彦@
 〃  児島  博@
 〃  山条 慶治@

昭和42年7月21日(金)神戸市民球場
▽1回戦
 西脇工 000 000 200=2
 県兵庫 000 000 000=0


 (西脇工) 打安点     (県兵庫) 打安点
 D 吉川光 520     H 志 水 310
 H 横 田 411     A 和 佐 400
 @3 田中 421     E 前 田 400
 A 泰 永 400     G 森 川 210
 F 池 田 300     @ 岸 本 410
 E 高 橋 210     F 河 野 410
 G 小 畑 410     G 篠 田 410
 B 大 西 200     D 石 井 400
 1 後 藤 100     C 山 本 210
 C 藤 本 400     H 金 城 100
     計 3372         計 3260

 (西工)650309
     振球犠盗併残
 (県兵)5513011

 ▽暴投=田中 ▽失策=西脇工0、県兵庫2(前田、山本)
 ▽試合時間=2時間40分

〔評〕西脇工七回の決勝点は一死から小畑三遊間安打、大西死球、藤本右飛の二死後吉川光右前打で満塁としたあと、横田が2−3から選んで押し出し、つづく田中も中前打して加点したもの。この回の県兵庫岸本は急にボールが高めに浮くようになり、得意のカーブを投げる余裕も失っていた。

 西脇工の勝因は左腕田中の投打の活躍だが、七回無死一、二塁で登板、外角速球とカーブでこのピンチを見事に切り抜けた後藤の好救援も忘れられない。

 県兵庫は先制すべき六回の一死二、三塁を強攻策で無為とし、七回のチャンスでは石井が3バント失敗と、ちぐはぐな攻めで自滅の印象が濃い。八回二死二、三塁の同点機は篠田が後藤のカーブに屈した。

(昭和42年度優秀選手)岸本 薫